スクロール バーに関して SCROLLINFO 構造体が保持する情報を設定します。
BOOL SetScrollInfo(
int nBar,
LPSCROLLINFO lpScrollInfo,
BOOL bRedraw = TRUE
);
パラメーター
nBar
スクロール バーがコントロールなのか、またはウィンドウの非クライアント領域の一部なのかを指定します。 非クライアント領域の一部である場合は、nBar に、スクロール バーの配置を水平、垂直、またはその両方向にするかどうか指定します。 次のいずれかの値を使用します。SB_CTL スクロール バー コントロールのパラメーターを保持しています。 m_hWnd データ メンバーはスクロール バー コントロールのハンドルである必要があります。
SB_HORZ ウィンドウが水平スクロール バーであることを指定します。
SB_VERT ウィンドウが垂直スクロール バーであることを指定します。
lpScrollInfo
SCROLLINFO 構造体へのポインター。 この構造体の詳細については、Windows SDK を参照してください。bRedraw
新しい位置を反映するためにスクロール バーを再描画するかどうかを指定します。 bRedraw が TRUE の場合、スクロール バーは再描画されます。 FALSE の場合は、再描画されません。 既定では、スクロール バーは再描画されます。
戻り値
正常終了した場合は TRUE を返します。 それ以外の場合は、FALSE を返します。
解説
SCROLLINFO 構造体は、最小と最大のスクロール位置、ページ サイズ、スクロール ボックス (つまみ) の位置などのスクロール バーの情報を保持します。 この構造体の既定値の変更の詳細については、Windows SDK の SCROLLINFO 構造体を参照してください。
スクロール バーの位置を示す MFC Windows メッセージ ハンドラーである CWnd::OnHScroll と CWnd::OnVScroll は、16 ビットのみの位置データを提供します。 CWnd::GetScrollInfo と SetScrollInfo は、32 ビットのスクロール バーの位置データを提供します。 したがって、アプリケーションは CWnd::OnHScroll または CWnd::OnVScroll の処理中でも、GetScrollInfo を呼び出して 32 ビットのスクロール バーの位置データを取得できます。
注意
CWnd::GetScrollInfo により、アプリケーションで 32 ビットのスクロール バーの位置が使用できるようになります。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h