スケルトン アプリケーションを作成するとき、MFC アプリケーション ウィザードは CWinApp から派生したアプリケーション クラスを宣言します。 MFC アプリケーション ウィザードは、以下のアイテムから成る実装ファイルも生成します。
アプリケーション クラスのためのメッセージ マップ
空のクラス コンストラクター
クラスの唯一のオブジェクトを宣言する変数
メンバー関数 InitInstance の標準的な実装
アプリケーション クラスは、プロジェクトのヘッダー ファイルとメイン ソース ファイルに置かれます。 そのクラス名とファイル名は、MFC アプリケーション ウィザードで指定されたプロジェクト名に基づき作成されます。 これらのクラスのコードを表示するには、[クラス ビュー] を使用するのが最も簡単です。
多くの場合、標準の実装およびメッセージ マップをそのまま使用できますが、必要に応じて変更することもできます。 標準実装の中でオーバーライドが必要になるのは、メンバー関数 InitInstance です。 通常は、InitInstance のスケルトン実装にコードを追加します。