更新 : 2011 年 3 月
Visual Studio 2010 SP1 が必要です。
Microsoft 固有の仕様 →
XOP 命令 vprotw を生成して、1 つ目のソースの各ワードを 2 つ目のソースで指定された量だけ回転させます。
__m128i _mm_roti_epi16 (
__m128i src,
int count
);
パラメーター
[入力] src
8 個の 16 ビット符号なし整数を含む 128 ビットのパラメーター。[入力] count
整数の回転数 (定数が望ましい)。
戻り値
8 個の 16 ビット符号なし整数を含む 128 ビットの結果 r。
r[i] := (count > 0) ? rotate_left(src[i], count) :
rotate_right(src[i], -count);
必要条件
組み込み |
アーキテクチャ |
---|---|
_mm_roti_epi16 |
XOP |
ヘッダー ファイル <intrin.h>
解説
src の各 16 ビット符号なし整数値が、count で指定されたビット数の分だけ回転し、結果の 16 ビット符号なし整数がターゲットの対応する値として格納されます。 count の値が正の場合、左に (最上位ビットに向かって) 回転します。それ以外の場合、右に回転します。
vprotw 命令には、定数の引数を使用する場合と定数以外の引数を使用する場合の 2 つの形式があります。 コンパイル時に count の値が定数であると判断できない場合は、コンパイラによって特別なコードが生成され、定数以外のバージョンの vprotw が設定されて使用されます。 定数バージョンの vprotw の方が高速です。
vprotw 命令は、XOP ファミリの命令の一部です。 この組み込みを使用する前に、プロセッサでこの命令がサポートされていることを確認してください。 この命令に対するハードウェア サポートを確認するには、InfoType を 0x80000001 にして __cpuid 組み込みを呼び出し、CPUInfo[2] (ECX) のビット 11 をチェックします。 このビットは、命令がサポートされている場合は 1 になり、サポートされていない場合は 0 になります。
使用例
#include <stdio.h>
#include <intrin.h>
int main()
{
__m128i a, d;
int i;
for (i = 0; i < 8; i++) {
a.m128i_u16[i] = (2*(i+1)) << 12 | (15 - 2*(i+1)) << 8 |
2*i << 4 | (15 - 2*i);
}
d = _mm_roti_epi16(a, 12);
printf_s("data: ");
for (i = 0; i < 8; i++) printf_s(" %04x", a.m128i_u16[i]);
printf_s("\nrotated by 12 gives");
for (i = 0; i < 8; i++) printf_s(" %04x", d.m128i_u16[i]);
printf_s("\n");
}
参照
参照
その他の技術情報
Visual Studio 2010 SP1 用に追加された XOP 組み込み
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2011 年 3 月 |
このコンテンツを追加。 |
SP1 機能変更 |