次の方法で共有


CPrivateObjectSecurityDesc::Create

呼び出し元のリソース マネージャーによって作成されたプライベート オブジェクトの自己相対セキュリティ記述子を、割り当ておよび初期化します。

bool Create(
   const CSecurityDesc* pParent,
   const CSecurityDesc* pCreator,
   bool bIsDirectoryObject,
   const CAccessToken& Token,
   PGENERIC_MAPPING GenericMapping 
) throw( );
bool Create(
   const CSecurityDesc* pParent,
   const CSecurityDesc* pCreator,
   GUID* ObjectType,
   bool bIsContainerObject,
   ULONG AutoInheritFlags,
   const CAccessToken& Token,
   PGENERIC_MAPPING GenericMapping 
) throw( );

パラメーター

  • pParent
    新しいオブジェクトが作成されている親ディレクトリを参照する CSecurityDesc オブジェクトへのポインター。 親ディレクトリがない場合は NULL に設定します。

  • pCreator
    オブジェクトの作成者によって用意されたセキュリティ記述子へのポインター。 オブジェクトの作成者が新しいオブジェクトのセキュリティ情報を明示的に渡さない場合は、このパラメーターを NULL に設定します。

  • bIsDirectoryObject
    新しいオブジェクトにほかのオブジェクトを組み込むことができるかどうかを示す値。 値 true は、新しいオブジェクトがコンテナーであることを示します。 値 false は、新しいオブジェクトがコンテナーではないことを示します。

  • Token
    オブジェクトを作成するクライアント処理のための CAccessToken オブジェクトへの参照。

  • GenericMapping
    汎用的な権限とオブジェクトの特定の権限とのマップを指定する GENERIC_MAPPING 構造体へのポインター。

  • ObjectType
    現在のオブジェクトに関連付けられたオブジェクトの型を識別する GUID 構造体へのポインター。 オブジェクトに GUID がない場合は、ObjectType を NULL に設定します。

  • bIsContainerObject
    新しいオブジェクトにほかのオブジェクトを組み込むことができるかどうかを示す値。 値 true は、新しいオブジェクトがコンテナーであることを示します。 値 false は、新しいオブジェクトがコンテナーではないことを示します。

  • AutoInheritFlags
    pParent からのアクセス制御エントリ (ACE: Access Control Entry) の継承を制御する、一連のビット フラグ。 詳細については、「CreatePrivateObjectSecurityEx」を参照してください。

戻り値

正常に終了した場合は true を返します。それ以外の場合は false を返します。

解説

このメソッドは、CreatePrivateObjectSercurity または CreatePrivateObjectSecurityEx を呼び出します。

新しいオブジェクトの型の GUID の指定または ACE の継承の制御を許可する 2 番目のメソッドは、Windows 2000 以降が稼動しているシステムだけで使用できます。

注意

自己相対セキュリティ記述子は、そのすべてのセキュリティ情報を連続するメモリ ブロックに格納するセキュリティ記述子です。

必要条件

**ヘッダー:**atlsecurity.h

参照

参照

CPrivateObjectSecurityDesc クラス

その他の技術情報

CPrivateObjectSecurityDesc のメンバー