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再利用可能なワークフローをインポートするためのガイドライン

SharePoint Designer で作成した再利用可能なワークフローをインポートするには、Visual Studio の再利用可能なワークフローのインポート プロジェクト テンプレートを使用します。 このテンプレートは、宣言型ワークフローをインポートし (XML のみ)、それをコード ワークフローに変換します。コード ワークフローは、Visual Basic または Visual C# のコードで拡張できます。 詳細については「チュートリアル: SharePoint Designer の再利用可能なワークフローの Visual Studio へのインポート」を参照してください。

ただし、再利用可能なワークフローのインポート テンプレートでインポートできるのは、ファーム ソリューションのみです。 ワークフローをサンドボックス ソリューションとして配置する場合は、SharePoint ソリューション パッケージのインポート テンプレートでインポートします。 ただし、この方法では、コード ワークフローには変換できず、コード ワークフローの場合のように変更することはできません。

再利用可能なワークフローのインポート テンプレートを使用した、再利用可能なワークフローのインポート

再利用可能なワークフローのインポート テンプレートを使用して再利用可能なワークフローをインポートする場合は、他の Visual Studio SharePoint ソリューションと同じようにソリューションを実行および変更できますが、いくつかの項目を手動で修正することが必要になる場合があります。

タスク フォームのインポート

再利用可能なワークフローのインポート プロジェクト テンプレートはすべての開始フォームおよび関連付けフォームをインポートしますが、タスク フォームについては、コード ワークフロー スキーマで許可されているタスク フォームが 1 つだけなので、1 つしかインポートされません。 元のワークフロー ソリューションに含まれる他のタスク フォームは、ソリューション エクスプローラー[インポートされた他のファイル] フォルダーに格納されます。

SharePoint ソリューション パッケージのインポート テンプレートを使用した、再利用可能なワークフローのインポート

SharePoint ソリューション パッケージのインポート テンプレートを使用して再利用可能なワークフローをインポートする場合は、次の問題を考慮する必要があります。

  • ワークフローをインポートした後すぐに、Visual Studio で F5 キーを押すことでワークフローを配置して実行できます。 ただし、インポートしたソリューションのワークフローに変更点があると、ワークフローを配置および実行する前にプロジェクトの要素を手動で修正する必要がある場合があります。

  • ワークフローは宣言型なので、コードを追加することはできません。 ワークフローをコード ワークフローに変換するには、再利用可能なワークフローのインポート テンプレートを使用して Visual Studio にインポートする必要があります。

  • ワークフロー デザイナー (.xoml) ファイルはデザイン ビューでも編集できますが、ワークフロー デザイナーで false エラーが表示されるので、ソース ビューで編集することをお勧めします。

  • ワークフローでのデバッグは、宣言型コンテンツには使用できません。 Workflow Designer で設定したブレークポイントはヒットしません。

グローバルに再利用可能なワークフロー ソリューションのインポート

再利用可能なワークフローのインポート テンプレートを使用してグローバルに再利用可能なワークフローをインポートすることはできません。 グローバルに再利用可能なワークフローをインポートするには、グローバルではない再利用可能なワークフローに変換するか、または SharePoint ソリューション パッケージのインポート テンプレートを使用する必要があります。

ワークフローを変換するには、SharePoint Designer でグローバルに再利用可能なワークフローのコピーを作成します (ワークフローを右クリックして、[コピーの保存] をクリック)。 次に、再利用可能なワークフローのインポート テンプレートで新しい再利用可能なワークフローを Visual Studio にインポートします。

グローバルに再利用可能なワークフローをそのままインポートするには、SharePoint ソリューション パッケージのインポート テンプレートを使用します。 この方法を使用すると、ワークフローはコード ワークフローに変換されず、宣言型ワークフローのままになります。

参照

その他の技術情報

既存の SharePoint サイトからのアイテムのインポート

チュートリアル: SharePoint Designer の再利用可能なワークフローの Visual Studio へのインポート