SharePoint サイト用のアプリケーション ページ、サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトを作成できます。
アプリケーション ページは、Visual Studio のテンプレートを使用して作成できます。 サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトは、SharePoint Designer を使用して作成します。 作成したページを Visual Studio にインポートして、SharePoint プロジェクトで使用できます。
また、カスケード スタイル シート、ECMAScript、およびテーマを使用して、ページの外観と動作を変更できます。
SharePoint ページの種類
次の表では、SharePoint サイトに含まれる 4 種類の主要なページについて説明します。
ページの種類 |
説明 |
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アプリケーション ページ |
カスタム コードを含むページまたは複数のサイトで共有するページが必要な場合は、アプリケーション ページを作成します。 それ以外の場合は、サイト ページが最善の選択です。 |
サイト ページ |
次のいずれかのタスクを実行する場合は、サイト ページを作成します。
カスタム コードを含むページが必要である場合は、サイト ページを作成しないでください。 サイト ページにもカスタム コードを追加できますが、SharePoint Designer を使用してページをカスタマイズすると、コードの実行が停止します。 |
マスター ページ |
サイト ページとアプリケーション ページに共通の構造を定義する場合は、マスター ページを作成します。 |
ページ レイアウト |
ページ レイアウトは Microsoft SharePoint Server 2010 に固有の機能であり、サイト ページとアプリケーション ページに共通の構造をさらに詳しく定義できます。 |
各ページの種類の概要については、「Building Block: Pages and the User Interface (構成要素: ページとユーザー インターフェイス)」および「Page Layouts and Master Pages (ページ レイアウトとマスター ページ)」を参照してください。
アプリケーション ページの作成
SharePoint プロジェクトにアプリケーション ページ項目を追加することで、Visual Studio でアプリケーション ページを作成できます。 ページにコントロールを追加した後、コードを追加してコントロール イベントを処理できます。
追加の構成手順を実行しなくても、ページのコード ファイルへのブレークポイントの設定、デバッガーの開始、およびローカルな SharePoint サイトでのページのテストを実行できます。 詳細については、「SharePoint のアプリケーション ページの作成」を参照してください。
サイト ページ、マスター ページ、ページ レイアウトの作成
SharePoint Designer を使用して、サイト ページ、マスター ページ、およびページ レイアウトを作成できます。 その後、作成したページを Visual Studio にインポートできます。 Visual Studio の配置機能またはソース管理機能を利用する場合は、ページをインポートします。 詳細については、「既存の SharePoint サイトからのアイテムのインポート」を参照してください。
インポートした後でこれらのページを簡単に変更できないため、インポートする前にページを設計する必要があります。
カスケード スタイル シート、ECMAScript、およびテーマの作成
Visual Studio には、SharePoint サイト用のカスケード スタイル シート (CSS)、ECMAScript (JavaScript、JScript)、またはテーマ ファイルを作成するためのテンプレートはありません。 これらのファイルは、SharePoint SDK のガイダンスを使用して、または SharePoint Designer などのツールを使用して作成できます。
これらのファイルは、ソリューションに直接追加することも、インポートすることもできます。 どちらの場合も、追加する項目ごとに適切にマップされたフォルダーを作成する必要があります。 マップされたフォルダーの作成方法の詳細については、「方法: マップされたフォルダーを追加および削除する」を参照してください。
カスケード スタイル シートの作成方法の詳細については、「Cascading Style Sheets Class Usage in SharePoint Foundation (SharePoint Foundation でのカスケード スタイル シート クラスの使用方法)」を参照してください。 SharePoint ソリューション用の JavaScript ファイルおよび JScript ファイルの作成の詳細については、「Setting Up a Basic ASPX Page for ECMAScript (ECMAScript 用の基本的な ASPX ページの設定)」を参照してください。 テーマの詳細については、「Building Block: Pages and the User Interface (構成要素: ページとユーザー インターフェイス)」を参照してください。
関連トピック
タイトル |
説明 |
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アプリケーション ページ (SharePoint のマスター ページとマージされる .aspx コンテンツ) を追加する方法を説明します。 |
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SharePoint サイトで実行される ASP.NET ページを作成する方法について説明します。 |
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プロジェクトで Web ページを開くと表示されるデザイナーの使用方法について説明します。 |