セキュリティ記述子とそのアクセス制御リスト (ACL: Access Control List) を、継承可能なアクセス制御エントリ (ACE: Access Control Entry) の自動伝達をサポートする形式に変換します。
bool ConvertToAutoInherit(
const CSecurityDesc* pParent,
GUID* ObjectType,
bool bIsDirectoryObject,
PGENERIC_MAPPING GenericMapping
) throw( );
パラメーター
pParent
オブジェクトの親コンテナーを参照する CSecurityDesc オブジェクトへのポインター。 親コンテナーがない場合、このパラメーターは NULL です。ObjectType
現在のオブジェクトに関連付けられたオブジェクトの型を識別する GUID 構造体へのポインター。 オブジェクトに GUID がない場合は、ObjectType を NULL に設定します。bIsDirectoryObject
新しいオブジェクトにほかのオブジェクトを組み込むことができるかどうかを示す値。 値 true は、新しいオブジェクトがコンテナーであることを示します。 値 false は、新しいオブジェクトがコンテナーではないことを示します。GenericMapping
汎用的な権限とオブジェクトの特定の権限とのマップを指定する GENERIC_MAPPING 構造体へのポインター。
戻り値
正常に終了した場合は true を返します。それ以外の場合は false を返します。
解説
このメソッドでは、現在のセキュリティ記述子の随意アクセス制御リスト (DACL: Discretionary Access Control List) とシステム アクセス制御リスト (SACL: System Access Control List) の ACE の継承元が親セキュリティ記述子かどうかを判断します。 呼び出す関数は、ConvertToAutoInheritPrivateObjectSecurity です。
必要条件
**ヘッダー:**atlsecurity.h
参照
参照
CPrivateObjectSecurityDesc クラス