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ワークフロー デザイナーでのエラー メッセージ

ここでは、Windows ワークフロー デザイナーで作業しているときに生成される可能性のあるエラー メッセージの種類について説明します。

ワークフロー デザイナーでエラーが発生する状況

以下の場合に、ワークフロー デザイナーのエラーが発生します。

  1. 式でエラーが発生している。

  2. アクティビティの検証制約が満たされていない。

  3. アクティビティによる読み込み失敗を引き起こすエラーが XAML ファイルで発生している。

  4. ワークフローによる読み込み失敗を引き起こすエラーが XAML ファイルで発生している。

無効な式や検証制約違反によって、ワークフローの構築が失敗することはありません。ワークフローは正常に構築されますが、実行時に InvalidWorkflowException がスローされます。XAML ファイルにエラーがある場合は、構築が失敗します。

Visual Studio 内では、ワークフローが読み込まれたときに、そのエラーが [エラー一覧] に表示されます。エラーの発生元であるアクティビティに移動するには、[エラー一覧] でエラーをダブルクリックします。

式のエラー

無効な式が赤い円で示され、その式の横に白い感嘆符が付いています。このアイコンの上にカーソルを置くと、エラーの発生元を示すツールヒントが表示されます。Visual Studio 内では、式をクリックすると、エラーの発生元に下線が引かれた行が表示されます。下線が引かれたテキストの上にカーソルを置くと、エラーの発生元を示すツールヒントが表示されます。

アクティビティ検証エラー

アクティビティの検証制約に違反する場合は、赤い円と白い感嘆符がアクティビティの右上角に表示されます。このアイコンの上にカーソルを置くと、エラーの原因を表すツールヒントが表示されます。

XAML 読み込みエラー

アクティビティで読み込みが失敗すると、"XAML 内のエラーのため、アクティビティを読み込むことができませんでした" というテキストが表示された赤いボックスが開きます。通常、これは、アクティビティの型が解決できない場合に発生します。デザイナーで赤いボックスを選択して、それを削除すると、無効なアクティビティを削除できます。

ワークフロー読み込みエラー

ワークフローで読み込みに失敗した場合は、"ワークフロー デザイナーはドキュメントで問題を検出しました" というテキストと、ワークフロー読み込みの障害の原因となった例外の情報がデザイナー画面に表示されます。通常、これは、XAML ファイルを解析できない場合に発生します。