方法: エンティティ間に関連付けを作成する

関連付けを作成することで、ビジネス データ接続 (BDC) モデルのエンティティ間の関連性を定義できます。 Visual Studio では、モデルの使用者に各関連付けに関する情報を提供するメソッドが生成されます。 このようなメソッドは、SharePoint Web パーツ、またはカスタム アプリケーションから使用し、ユーザー インターフェイス (UI) のデータの関係性を表示できます。

BDC デザイナーでは、外部キーに基づく関連付けと外部キーなしの関連付けという 2 種類の関連付けを作成できます。 詳細については、「エンティティ間の関連付けの作成」を参照してください。

エンティティ間に関連付けを作成するには

1. ツールボックスの [BusinessDataConnectivity] タブで、[関連付け] をクリックします。

2. BDC デザイナーでソース エンティティをクリックし、ターゲット エンティティをクリックします。

   関連付けエディター が表示されます。

3. 外部キーに基づく関連付けを作成する場合、[外部キーの関連付けである] チェック ボックスをオンにします。

   1. [識別子のマッピング] テーブルの [ソース ID] 列で、[フィールド] 列の一致する各型記述子の横にある識別子を選択します。

      たとえば、[ソース ID] 列で、ReadList.salesOrderList.SalesOrderList.SalesOrder.ContactID 型記述子と ReadItem.salesOrder.SalesOrder.ContactID 型記述子の横にある ContactID を選択します。

4. 外部キーなしの関連付けを作成する場合、[外部キーの関連付けである] チェック ボックスをオフにします。

5. [OK] をクリックします。

6. BDC デザイナーのソース エンティティとターゲット エンティティ間に、関連付けを示す行が表示されます。

   Visual Studio では、ターゲット エンティティのサービス クラスとソース エンティティのサービス クラスに Association Navigator メソッドを追加しています。 Association Navigation のメソッドの詳細については、サポート対象の操作に関する Web ページを参照してください。

7. ソース エンティティの Association Navigator メソッドに、ターゲット エンティティのコレクションを返すコードを追加します。

8. ターゲット エンティティの Association Navigator メソッドに、関連するソース エンティティを返すコードを追加します。

   Association Navigator メソッドの例については、「エンティティ間の関連付けの作成」を参照してください。

参照

処理手順

方法: Finder メソッドを追加する

方法: SpecificFinder メソッドを追加する

方法: Creator メソッドを追加する

方法: Deleter メソッドを追加する

方法: Updater メソッドを追加する

方法 : メソッドにパラメーターを追加する

方法: メソッド インスタンスを定義する

チュートリアル: ビジネス データを使用した SharePoint での外部リストの作成

その他の技術情報

エンティティ間の関連付けの作成

Business Data Connectivity モデルのデザイン

BDC モデルのデザイン ツールの概要

方法: パラメーターの型記述子を定義する