モジュール (Visual Basic のモジュールとは異なる) は、SharePoint にファイル (ASPX マスター ページ、テキスト ファイル、イメージなど) を配置するために使用できるコンテナーです。
ファイルは、ドキュメント ライブラリに配置することも、ドキュメント ライブラリに含まれない通常のファイル (default.aspx など) として配置することもできます。 ファイルをドキュメント ライブラリに追加するには、File 要素の属性として Type="GhostableInLibrary" を指定します。 これにより、ファイルがライブラリに追加されるときにそのファイルのリスト項目が作成されるようになります。 ファイルをドキュメント ライブラリの外部に配置するには、Type="Ghostable" を指定するか、Type 属性を省略します。
SharePoint ソリューションへのモジュールの追加
モジュールを追加するには
Visual Studio で、SharePoint プロジェクトを開くか作成します。 詳細については、「SharePoint プロジェクトとプロジェクト項目テンプレート」を参照してください。
ソリューション エクスプローラーでプロジェクト ノードを選択し、[プロジェクト] メニューの [新しい項目の追加] をクリックします。
[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、SharePoint テンプレートの一覧から [モジュール] を選択し、[追加] をクリックします。
Module1 という新しいノードがプロジェクトに作成されます。
Module1 の下にある Sample.txt をクリックして削除します。
Sample.txt は、すべての新しいモジュールに例として含まれるもので、必要ありません (このファイルを削除すると、モジュールの Elements.xml ファイルのこのファイルのエントリも削除されます)。
ファイルが SharePoint 内の特定のフォルダー構造に配置されるようにするには、Visual Studio で Module1 の下にそれらのフォルダーを作成します。 そのためには、Module1 をクリックし、[プロジェクト] メニューの [新しいフォルダー] をクリックします。
ファイルを追加するフォルダーを右クリックし、[プロジェクト] メニューの [既存項目の追加] をクリックします。
SharePoint に配置するファイルを 1 つ以上選択し、[追加] をクリックします。
ファイルをプロジェクトに追加すると、モジュールの Elements.xml ファイルにそのファイルのエントリが自動的に追加されます。 プロジェクトを配置すると、それらのファイルが SharePoint サーバーにコピーされます。コピーされる場所は、File 要素の Url 属性に指定されている、プロジェクトのルート ディレクトリを基準とする相対パスです (Url="Module1/New Folder/SomeFile.doc など)。 ファイルの配置場所を変更するには、ソリューション エクスプローラーで別のフォルダーに移動するか、Url の設定を変更します。
ファイルがドキュメント ライブラリに表示されるようにするには、Elements.xml のそのファイルのエントリに Type="GhostableInLibrary" 属性を追加します。 次に例を示します。
<File Path="Module1\Some Folder\SomePage.aspx" Url="Module1/Some Folder/SomePage.aspx" Type="GhostableInLibrary" />プロジェクトを配置します。
SharePoint 内の指定した場所にファイルがコピーされます。