このダイアログ ボックスを使用すると、特定のスレッドの詳細を確認できます。 このダイアログ ボックスを表示するには、スレッド ビュー ウィンドウにフォーカスを移動するか、メッセージ ビューを開いてメッセージを展開します。 ツリーで任意のスレッド ノードを選択し、[表示] メニューの [プロパティ] をクリックします。
[スレッド プロパティ] ダイアログ ボックスには、1 つのペイン ([全般] タブ) があります。 次の項目があります。
項目 |
説明 |
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モジュール名 |
モジュールの名前です。 |
スレッド ID |
このスレッドの一意の ID です。 スレッドの ID 番号は再利用されます。これらは、スレッドが有効な間にのみそのスレッドを識別します。 |
プロセス ID |
このプロセスの一意の ID です。 プロセスの ID 番号は再利用されるため、プロセスが有効な間にのみそのプロセスを識別します。 プロセス オブジェクトの種類は、プログラムの実行時に作成されます。 プロセス内のすべてのスレッドは同じアドレス空間を共有し、同じデータにアクセスできます。 プロセス ID のプロパティを表示するには、この値を選択してください。 |
スレッドの状態 |
スレッドの現在の状態です。 実行中のスレッドはプロセッサを使用中で、スタンバイ スレッドはこれからプロセッサを使用します。 準備完了スレッドは、使用するプロセッサが使用中のため、待機しています。 移行中のスレッドは、実行するためにリソースを待機しています (たとえば、ディスクからのページ インのために、その実行スタックを待機している状態)。 待機中のスレッドは、周辺操作の完了またはリソースの解放を待機しているために、プロセッサを必要としていません。 |
待機理由 |
スレッドが待機状態にある場合にのみ有効です。 保護されたサブシステムと通信するために、イベントのペアが使用されます。 |
CPU 時間 |
このプロセスと、このプロセス内のスレッドで費やされた総 CPU 時間です。 ユーザー モード時間と特権モード時間の合計と等しくなります。 |
ユーザー モード時間 |
このスレッドがユーザー モードでコードを実行するのに費やした合計時間です。 アプリケーションは、ウィンドウ マネージャーやグラフィックス エンジンなどのサブシステムと同じように、ユーザー モードで実行されます。 |
特権モード時間 |
このスレッドが特権モードでコードを実行するのに費やした合計時間です。 呼び出された Windows システム サービスは、システム専用データへのアクセス権を得るために、特権モードで実行されることがよくあります。 このようなデータは、ユーザー モードで実行されるスレッドからはアクセスできないようになっています。 システムの呼び出しは、明示的に、または (ページ フォールトや割り込みが発生した場合のように) 暗示的に行われることがあります。 |
経過時間 |
このスレッドの総実行経過時間 (秒) です。 |
現在の優先度 |
このスレッドの現在の動的優先度です。 プロセス内のスレッドは、そのプロセスの基本優先度に対応してスレッド自体の基本優先度を上げ下げします。 |
基本優先度 |
このスレッドの現在の基本優先度です。 |
開始アドレス |
このスレッドの開始仮想アドレスです。 |
ユーザー PC |
スレッドのユーザー プログラム カウンターです。 |
スレッドのスイッチ回数 |
スレッドのスイッチ回数です。 スレッドのスイッチは、1 つのプロセス内か、複数のプロセス間で行われます。 スレッドのスイッチは、他のスレッドに情報を求めるスレッドか、より優先度の高いスレッドが実行できる状態になったときに割り込まれるスレッドで発生することがあります。 |