リソース競合プロファイリングは、Microsoft Visual Studio Premium プロファイリング ツールにおける 2 つの同時実行モードのうちの 1 つです。 アプリケーション内で競合するスレッドによる共有リソースへのアクセスで待機が発生するたびに、リソース競合プロファイリングによって詳細な呼び出し履歴情報が収集されます。 リソース競合レポートには、発生した競合の合計数と、リソースに対する合計待機時間 (待機が発生したモジュール、関数、ソース コード行、命令についての合計待機時間) が表示されます。
包括値には、関数の待機の原因となったリソース競合の合計数と、関数の合計待機時間が表示されます。 この関数から呼び出された子関数内で発生した競合についても、包括値に含まれます。
排他値には、関数の待機の原因となった競合 (関数本体内のコードによる競合) の数だけが表示されます。 子関数から呼び出された競合は、排他値には含まれません。 この関数の排他時間についても、関数本体のステートメントが原因で発生した待機時間だけが含まれます。
リソース競合レポート ビューには、各競合イベントを示すタイムライン グラフが時系列に表示され、特定のイベントの作成元となった呼び出し履歴が表示されます。 詳細については、次のトピックを参照してください。
同時プロファイリングのもう 1 つのモードの詳細については、「同時実行ビジュアライザー」を参照してください。