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Events (VSPerfCmd)

VSPerfCmd.exe の Events オプションは、Windows イベント トレーシング (ETW: Event Tracing for Windows) ログの記録を制御します。 ETW データは、プロファイラー データ ファイルとは別の .etl ファイルに保存されます。 このデータは、VSPerfReport /summary:etw コマンドを使用してレポートに表示できます。

Events オプションは、VSPerfCmd の Shutdown コマンドを呼び出す前であれば、いつでも呼び出すことができます。

VSPerfCmd.exe /events {On|Off} {Guid|ProviderName} [,Flags[,Level]

パラメーター

  • On|Off
    イベント データの収集を開始または停止します。

  • Guid
    プロバイダー コントロールの GUID。

  • ProviderName
    WMI (Windows Management Instrumentation) を使用して登録されたプロバイダーの名前。

  • Flags
    イベント プロバイダーによって定義された、16 進数の "0x" プレフィックス付きのフラグ値。

  • Level
    収集されるデータの量を指定します。 Level は、イベント プロバイダーによって定義されます。

Events オプションは、次のカーネルのキーワードをプロバイダー名として認識します。

  • Process
    プロセス イベント

  • Thread
    スレッド イベント

  • Image
    イメージの読み込み/アンロード イベント

  • Disk
    ディスク I/O イベント

  • File
    ファイル I/O イベント

  • Hardfault
    ハード ページ フォールト

  • Pagefault
    ソフト ページ フォールト

  • Network
    ネットワーク イベント

  • Registry
    レジストリ アクセス イベント

カーネル プロバイダーは、有効化のみが可能です。 モニターがシャットダウンするまでは、無効にしたりそのフラグを変更したりすることはできません。

解説

注意

CLR ETW イベントを有効にした場合は、追加のスタートアップ データも TraceView レポートに収集されます。 レポートにスタートアップ イベントが出力されないようにするには、次のコマンドを使用します。

C:\<path>VSPerfCmd -events on, \".NET Common Language Runtime\", 0x7fffffff, 5

重要

MOF (Managed Object Format) ファイルにスタートアップ イベントがリストされていないという理由でスタートアップ イベントを除外しなかった場合、これらのイベントはレポート内で GUID として表示されます。 詳細については、Microsoft Web サイトの「MOF (Managed Object Format) ファイルのサンプル」ページを参照してください。

参照

参照

VSPerfCmd

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