チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないクライアント アプリケーションとローカル データベースの配置

接続の頻度があまり高くないアプリケーションとローカル SQL Server Compact 3.5 データベースの配置は、SQL Server Compact 3.5 データベースとアプリケーションを一緒に配置する場合と同様に、難しくありません。

このチュートリアルでは、「チュートリアル : n 層データ アプリケーションの作成」トピックで作成したアプリケーションとローカル データベース キャッシュを配置するための詳細な手順について説明します。

このチュートリアルでは、次のタスクを実行する方法を学習します。

• ClickOnce 配置用にアプリケーションを構成します。

• インストール パッケージを発行します。

• インストール パッケージを作成します。

• 配置をテストします。

必須コンポーネント

このチュートリアルを行うには、「チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成」でソリューションとプロジェクトの作成が完了している必要があります。

OCSWalkthrough ソリューションを開く

このチュートリアルでは OCSWalkthrough ソリューションを配置するので、最初にこのソリューションを Visual Studio に読み込む必要があります。

OCSWalkthrough ソリューションを開くには

• [ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト/ソリューション] をクリックして、OCSWalkthrough.sln ファイルの場所に移動します。

  注意

  OCSWalkthrough.sln ファイルは「チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成」トピックで作成され、このチュートリアルを実行するための前提条件となっています。 まだ行っていない場合は、「チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成」トピックの手順を完了し、終了時にプロジェクトを保存してください。

配置の構成

SQL Server Compact 3.5 データベースを含むアプリケーションでは ClickOnce のセキュリティと配置が最適な配置方法なので、[発行] ページ (プロジェクト デザイナー) を開き、OCSWalkthrough アプリケーションを配置用に構成します。

発行ページを開き、ClickOnce 配置を構成するには

1. Visual Basic プロジェクトを使用している場合、プロジェクト デザイナーを開くには、ソリューション エクスプローラーで [My Project] をダブルクリックします (C# プロジェクトを使用している場合は、[プロパティ] をダブルクリックします)。

2. [発行] タブをクリックします。

3. [アプリケーション ファイル] をクリックし、.sdf ファイルを [データ ファイル (自動)] に設定します。

   これは、.sdf ファイルをローカル データ ファイルとして扱い、データ ディレクトリに格納するようインストーラーに伝えるための設定です。

4. [必須コンポーネント] をクリックし、[SQL Server Compact 3.5] を選択します。

   このように設定すると、SQL Server Compact 3.5 ランタイムが存在するかどうかがインストーラーによって確認され、存在しなかった場合は、インターネットからダウンロードしてインストールされます。

インストーラーの作成

発行情報を構成したら、アプリケーションのインストーラーを発行する場所を設定し、インストーラーを作成します。

インストーラーを作成するには

1. [発行場所] ボックスに、インストーラーの発行先となる Web サイト、FTP サーバー、またはファイル パスを入力します。

2. [今すぐ発行] をクリックすると、インストーラーが作成されます。

アプリケーションのテスト

配置を検証するには

1. インストーラーを発行した場所に移動します。

2. アプリケーションをインストールします。

参照

処理手順

方法 : アプリケーションでデータ同期を構成する

チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成

方法 : ローカル データベースとリモート データベースで双方向同期を構成する

概念

SQL Server Compact 3.5 と Visual Studio

その他の技術情報

Visual Studio でのデータへのアクセス