DatasetName.DataSet.Designer ファイルにコードを追加する代わりに、TableAdapter の部分クラス ファイルを作成してコードを追加することにより、TableAdapter の機能を拡張できます。 部分クラスによって、特定のクラスのコードを複数の物理ファイルに分割できます。 詳細については、「Partial (Visual Basic)」または「partial (型) (C# リファレンス)」を参照してください。
TableAdapter を定義するコードは、(データセット デザイナーで) TableAdapter に変更が加えられるたびに生成されます。 このコードは、TableAdapter の構成を変更するウィザードの実行中に変更を加えた場合も生成されます。 TableAdapter の再生成中にコードが削除されるのを防ぐには、TableAdapter の部分クラス ファイルにコードを追加します。
既定では、データセットと TableAdapter コードを分離すると、結果としてプロジェクトごとに別個のクラス ファイルが生成されます。 元のプロジェクトには、TableAdapter コードを含む DatasetName.Designer.vb (または DatasetName.Designer.cs) というファイルが存在します。 "DataSet プロジェクト" プロパティで指定したプロジェクトには、データセット コードを含む DatasetName.DataSet.Designer.vb (または DatasetName.DataSet.Designer.cs) というファイルが存在します。
注意
"DataSet プロジェクト" プロパティを設定してデータセットと TableAdapter を分離する場合でも、プロジェクト内の既存のデータセット部分クラスは自動的には移動されません。 既存のデータセット部分クラスは、手動でデータセット プロジェクトに移動する必要があります。
注意
データセット デザイナーには、検証コードを追加する必要がある場合に ColumnChanging イベント ハンドラーおよび RowChanging イベント ハンドラーを生成する機能も備わっています。 詳細については、「方法 : n 層データセットに検証を追加する」を参照してください。
注意
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
n 層アプリケーションの TableAdapter にユーザー コードを追加するには
.xsd ファイルを含むプロジェクト (データセット デザイナー) を見つけます。
.xsd ファイルをダブルクリックして、データセット デザイナーを開きます。
コードを追加する TableAdapter を右クリックし、[コードの表示] をクリックします。
部分クラスが作成され、コード エディターが開きます。
部分クラスの宣言内にコードを追加します。
次の例は、NorthwindDataSet 内の CustomersTableAdapter にコードを追加する場所を示しています。
Partial Public Class CustomersTableAdapter ' Add code here to add functionality ' to the CustomersTableAdapter. End Class
public partial class CustomersTableAdapter { // Add code here to add functionality // to the CustomersTableAdapter. }
参照
処理手順
方法 : n 層アプリケーションのデータセットにコードを追加する