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CTreeCtrl::SetAutoscrollInfo

現在のツリー ビュー コントロールの自動スクロール速度を設定します。

BOOL SetAutoscrollInfo(
     UINT uPixelsPerSec, 
     UINT uUpdateTime
);

パラメーター

パラメーター

説明

[入力] uPixelsPerSec

スクロールする 1 秒あたりのピクセル数。

[入力] uUpdateTime

コントロールの更新間隔。

戻り値

常に true を返します。

解説

自動スクロール パラメーターは、現在表示されていない項目をスクロールして表示するために使用します。 ツリー ビュー コントロールには、TVS_EX_AUTOHSCROLL 拡張スタイルを設定する必要があります。この拡張スタイルについては、「Tree-View Control Extended Styles」を参照してください。

このメソッドは、TVM_SETAUTOSCROLLINFO メッセージを送信します。このメッセージについては、Windows SDK を参照してください。

必要条件

**ヘッダー:**afxcmn.h

このメソッドは Windows XP 以降でサポートされています。

このメソッドに関するその他の要件については、「Windows Vista コモン コントロールの作成要件」を参照してください。

使用例

次のコード例では、現在のツリー ビュー コントロールにアクセスするために使用される変数 m_treeCtrl を定義しています。 コード例では、符号なし整数といくつかの HTREEITEM 変数も定義しています。 これらの変数は、次の例で使用されます。

public:
    // Variable to access tree control.
    CTreeCtrl m_treeCtrl;
    // Variable to access splitbutton control.
    CSplitButton m_splitbutton;
    // Accessibility identifier
    UINT accIdUS;
    // HTREEITEMs
    HTREEITEM hCountry;
    HTREEITEM hPA;
    HTREEITEM hWA;

次のコード例では、現在のツリー ビュー コントロールの自動スクロール動作を設定します。 ここには示されていないコード例の前半では、ルート ノードである米国ノード、ペンシルバニア州とワシントン州を表すサブノード、およびこれらの州の都市を表すツリー アイテムから構成されるツリー ビューを作成しました。 ツリー ビュー コントロールが自動的にスクロールしてフォーカスのあるツリー アイテムが表示されるように、ツリー ビュー コントロールの幅を意図的に狭くしています。 コード例では、ツリー アイテムがビューに表示されるまで、5 秒間隔で毎秒 30 ピクセル自動スクロールするようにツリー ビュー コントロールを設定しています。

    // Scroll 30 pixels/sec and redraw every 5 seconds.
    m_treeCtrl.SetAutoscrollInfo( 30, 5 ); 

参照

参照

CTreeCtrl クラス

階層図

TVM_SETAUTOSCROLLINFO

ツリー ビュー コントロールの拡張スタイル

その他の技術情報

CTreeCtrl のメンバー