ドキュメントは、アプリケーションのデータを保持し、管理します。 MFC のアプリケーション ウィザードで提供されるドキュメント クラスを使うときは、次の手順に従ってください。
ドキュメントの種類ごとに CDocument の派生クラスを用意します。
各ドキュメントのデータを格納するためのメンバー変数を追加します。
ドキュメント クラスの CDocument の Serialize メンバー関数をオーバーライドします。 Serialize は、ドキュメントのデータをディスクとの間で読み書きします。
オーバーライドされるほかのドキュメント関数
ほかの CDocument メンバー関数をオーバーライドすることもできます。 特に、ドキュメントのデータ メンバーを初期化するために OnNewDocument と OnOpenDocument をオーバーライドすることや、動的に割り当てられたデータを破棄するために DeleteContents をオーバーライドすることが必要になります。 オーバーライド可能なメンバーの詳細については、『MFC リファレンス』で CDocument クラスに関するトピックを参照してください。