GetFileInfo メソッドを使用すると、ファイルのプロパティについての情報を簡単に確認できます。 FileInfo オブジェクトのプロパティには、属性、作成日時、ディレクトリ、ディレクトリ名、存在するかどうか、拡張子、完全名、最終アクセス日時、最終書き込み日時、長さ、および名前が含まれています。
ファイルが存在しない場合でも例外はスローされません。オブジェクトのプロパティに初めてアクセスしたときにスローされます。
注意
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
手順
ファイルに関する情報を取得するには
GetFileInfo メソッドを使用して FileInfo オブジェクトを取得します。このオブジェクトを調べることにより、プロパティを確認できます。 ファイル MyLogFile.log に対応する FileInfo オブジェクトを取得する例を次に示します。
Dim information As System.IO.FileInfo information = My.Computer.FileSystem.GetFileInfo("C:\MyLogFile.log")
FileInfo オブジェクトを調べ、必要な情報を抽出します。 次のコードは、ファイルの完全名、最終アクセス日時、および長さを報告します。
MsgBox("The file's full name is " & information.FullName & ".") MsgBox("Last access time is " & information.LastAccessTime & ".") MsgBox("The length is " & information.Length & ".")
信頼性の高いプログラミング
次の条件を満たす場合は、例外が発生する可能性があります。
パス名の形式に誤りがある。 たとえば、無効な文字が含まれている場合や、空白のみの場合 (ArgumentException)。
ファイルが存在しないか、または Nothing である (ArgumentNullException)。
パス文字列の途中にコロンが含まれている (NotSupportedException)。
パスが長すぎる (PathTooLongException)。
ユーザーに必要なアクセス許可がない (SecurityException)。
当該ファイルに対して、ユーザーがアクセス制御リスト (ACL) のアクセス許可を持っていない (UnauthorizedAccessException)。
参照
処理手順
チュートリアル : Visual Basic によるファイルとディレクトリの操作