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方法 : Visual Basic で利用可能なシリアル ポートを表示する

ここでは、My.Computer.Ports を使用して、コンピューターで利用可能なシリアル ポートを Visual Basic で表示する方法について説明します。

使用するポートをユーザーが選択できるようにするために、シリアル ポートの名前を ListBox コントロールに格納します。

使用例

この例では、My.Computer.Ports.SerialPortNames プロパティが返すすべての文字列に対してループします。 これらの文字列は、コンピューターで利用可能なシリアル ポートの名前です。

通常は、利用可能なシリアル ポートの一覧から、アプリケーションで使用するシリアル ポートをユーザーが選択します。 この例では、シリアル ポートの名前を ListBox コントロールに格納しています。 詳細については、「ListBox コントロール (Windows フォーム)」を参照してください。

Sub GetSerialPortNames()
    ' Show all available COM ports.
    For Each sp As String In My.Computer.Ports.SerialPortNames
        ListBox1.Items.Add(sp)
    Next
End Sub

このコードの例は、IntelliSense コード スニペットとしても利用できます。 コード スニペット ピッカーでは、これは [接続とネットワーク] にあります。 詳細については、「方法 : IntelliSense コード スニペットを挿入する」を参照してください。

コードのコンパイル

この例で必要な要素は次のとおりです。

  • System.Windows.Forms.dll に対するプロジェクト参照が必要です。

  • System.Windows.Forms 名前空間のメンバーに対するアクセス。 コード内でメンバー名を完全修飾していない場合は、Imports ステートメントを追加します。 詳細については、「Imports ステートメント (.NET 名前空間および型)」を参照してください。

  • フォーム上に ListBox1 という名前の ListBox コントロールが必要です。

信頼性の高いプログラミング

利用可能なシリアル ポートの名前は、必ずしも ListBox コントロールに表示しなくてもかまいません。 ComboBox コントロールやその他のコントロールを使用することもできます。 ユーザーからの応答が必要ないアプリケーションの場合は、TextBox コントロールを使用して情報を表示できます。

注意

My.Computer.Ports.SerialPortNames が返すポート名は、Windows 98 での実行時には正しくない場合があります。 アプリケーション エラーを防ぐには、ポート名を使用してポートを開くときに、Try...Catch...Finally ステートメントや Using ステートメントなどの例外処理を使用します。

参照

処理手順

方法 : Visual Basic で、シリアル ポートに接続されているモデムをダイヤルする

方法 : Visual Basic でシリアル ポートに文字列を送信する

方法 : Visual Basic でシリアル ポートから文字列を受信する

参照

Ports