SS_BITMAP 静的コントロールにビットマップを表示することを指定します。 ビットマップのファイル名ではなく、リソース ファイルで定義されているビットマップ名を指定します。 このスタイルでは、パラメーター nWidth および nHeight は無視されます。ビットマップが収まるように、コントロールのサイズが自動的に調整されます。
SS_BLACKFRAME ウィンドウの枠と同じ色の枠を持つボックスを指定します。 既定の色は黒です。
SS_BLACKRECT ウィンドウの枠の色で塗りつぶされた四角形を指定します。 既定の色は黒です。
SS_CENTER 単純な四角形を指定し、指定されたテキストをその中に中央揃えで表示します。 テキストは書式設定されてから表示されます。 テキストの長さが 1 行文よりも長い場合は、自動的に次の行に折り返され、新しい行も中央揃えで表示されます。
SS_CENTERIMAGE ビットマップまたはアイコンが静的コントロールのクライアント領域よりも小さい場合、クライアント領域の残りの部分をそのビットマップまたはアイコンの左上隅にあるピクセルの色で塗りつぶすことを指定します。 静的コントロールに 1 行のテキストが表示されている場合、そのテキストは、コントロールのクライアント領域で上下方向の中央に配置されます。
SS_ENDELLIPSIS または SS_PATHELLIPSIS 指定された文字列が指定された四角形に収まるように、文字列の一部を省略記号 (...) に置き換えます。
SS_END_ELLIPSIS を指定すると、文字列の末尾にある文字が置換されます。SS_PATHELLIPSIS を指定すると、文字列の中間にある文字が置換されます。 SS_PATHELLIPSIS では、文字列に円記号 (\) が含まれている場合、最後の円記号の後にあるテキストはできる限り元の文字のまま表示されます。
SS_ENHMETAFILE 静的コントロールに拡張メタファイルを表示することを指定します。 メタファイルの名前を指定します。 拡張メタファイルを表示する静的コントロールのサイズは固定です。メタファイルの表示サイズは、静的コントロールのクライアント領域に合わせて調整されます。
SS_ETCHEDFRAME 静的コントロールの枠を EDGE_ETCHED スタイルで描画します。
SS_ETCHEDHORZ 静的コントロールの上端および下端を EDGE_ETCHED スタイルで描画します。
SS_ETCHEDVERT 静的コントロールの右端および左端を EDGE_ETCHED スタイルで描画します。
SS_GRAYFRAME 画面の背景色 (デスクトップ) と同じ色の枠を持つボックスを指定します。 既定の色は灰色です。
SS_GRAYRECT 画面の背景色で塗りつぶされた四角形を指定します。 既定の色は灰色です。
SS_ICON ダイアログ ボックスに表示するアイコンを指定します。 指定されたテキストは、アイコン ファイルの名前ではなく、リソース ファイルで定義されているアイコン名です。 パラメーター nWidth と nHeight は無視されます。アイコンのサイズは自動的に調整されます。
SS_LEFT 単純な四角形を指定し、指定されたテキストをその中に左揃えで表示します。 テキストは書式設定されてから表示されます。 テキストの長さが 1 行の長さよりも長い場合は、自動的に次の行に折り返され、新しい行も左揃えで表示されます。
SS_LEFTNOWORDWRAP 単純な四角形を指定し、指定されたテキストをその中に左揃えで表示します。 タブは展開されますが、テキストは折り返されません。 1 行の長さよりも長いテキストはクリップされます。
SS_NOPREFIX このスタイルを指定しないと、Windows では、コントロールのテキストに表示されるアンパサンド (&) 文字がアクセラレータの先頭文字として解釈されます。 この場合、アンパサンドは表示されず、文字列内でアンパサンドの次にある文字が下線付きで表示されます。 この機能を必要としないテキストが静的コントロールに表示される場合は、SS_NOPREFIX を指定できます。 静的コントロールのこのスタイルは、定義されているすべての静的コントロールに適用できます。 ビットごとの OR 演算子を使って、ほかのスタイルと SS_NOPREFIX を組み合わせて指定できます。 このスタイルは、アンパサンドを含むファイル名やその他の文字列をダイアログ ボックスの静的コントロールに表示する必要がある場合によく使用されます。
SS_NOTIFY ユーザーがコントロールをクリックまたはダブルクリックしたときに、親ウィンドウに STN_CLICKED、STN_DBLCLK、STN_DISABLE、および STN_ENABLE 通知メッセージを送信します。
SS_OWNERDRAW 静的コントロールのオーナーが、コントロールを描画することを指定します。 コントロールを描画する必要があるときは、オーナー ウィンドウは WM_DRAWITEM メッセージを受け取ります。
SS_REALSIZEIMAGE 静的なアイコンまたはビットマップ コントロール (SS_ICON または SS_BITMAP のスタイルを持つ静的コントロール) が読み込まれたり描画されたりするときに、そのサイズが変更されないようにします。 アイコンまたはビットマップが描画先の領域よりも大きい場合、そのイメージはクリップされます。
SS_RIGHT 単純な四角形を指定し、指定されたテキストをその中に右揃えで表示します。 テキストは書式設定されてから表示されます。 テキストの長さが 1 行の長さよりも長い場合は、自動的に次の行に折り返され、新しい行も右揃えで表示されます。
SS_RIGHTJUST SS_BITMAP または SS_ICON スタイルを持つ静的コントロールのサイズを変更した場合も、そのコントロールの右下隅の位置は固定されたままになるように指定します。 新しいビットマップまたはアイコンを表示する場合、コントロールの上辺と左辺だけが調整されます。
SS_SIMPLE 単純な四角形を指定し、その中に単一行のテキストを左揃えで表示します。 テキスト行を短くしたり変更したりすることはできません。 コントロールの親ウィンドウまたはダイアログ ボックスでは、WM_CTLCOLOR メッセージを処理しないようにする必要があります。
SS_SUNKEN 静的コントロールの周囲に、半分くぼんだ境界線を描画します。
SS_USERITEM ユーザー定義の項目を指定します。
SS_WHITEFRAME ウィンドウの背景色と同じ色の枠を持つボックスを指定します。 既定の色は白です。
SS_WHITERECT ウィンドウの背景色で塗りつぶされた四角形を指定します。 既定の色は白です。
SS_WORDELLIPSIS 収まりきらないテキストを切り詰め、省略記号を追加します。