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ダイアログ ボックス

アダプターの SelectCommand オブジェクトが呼び出されたときにデータセットにデータがどのように格納されるかを確認できます。 このダイアログ ボックスを使うと、アダプターが適切なデータを返すこと、すべてのテーブル マップが正しく機能すること、およびデータセットへのデータの格納時にエラーが発生しないことをテストできます。 また、アダプターに渡すパラメーター値を変更したときの結果をテストすることもできます。

注意

以前のバージョンの Visual Studio では、アプリケーションとデータベースの通信にデータ アダプターが使用されていました。 データ アダプターは現在でも .NET Framework データ プロバイダー (ADO.NET) のメイン コンポーネントですが、デザイナーによって生成されるコンポーネントである TableAdapter を使うと、アプリケーションとデータベース間でデータを操作するプロセスは簡略化されます。 TableAdapter の操作方法の詳細については、「TableAdapter の概要」を参照してください。

データアダプターのプレビュー機能は、アダプターから直接生成されていないデータセットにデータを格納するのにアダプターを使用する場合に、特に役に立ちます。

次のいずれかのアクションを実行すると、このダイアログ ボックスが表示されます。

  • [データ] メニューの [データのプレビュー] をクリックします。 このメニューは、フォームまたはコンポーネントにデータアダプターを追加したときにだけ使用できます。

  • [プロパティ] ウィンドウの下部にある [データのプレビュー] のリンクをクリックします。 このリンクは、データアダプターのプロパティを表示していると使用できます。

ユーザー インターフェイス要素一覧

  • [データアダプター]
    作業しているフォームまたはコンポーネントで使用できるデータ アダプターの一覧が表示されます。 プレビューするアダプターを選択します。 すべてのデータ アダプターを使用したときの結果を表示するには、[<すべてのデータ アダプター>] を選択します。

  • [データセットの格納]
    コマンドを実行し、[結果] ボックスにデータを表示します。

    データアダプターがデータセットにデータを格納している間にエラーが発生した場合は、メッセージ ボックスにエラーが表示されます。 発生する可能性のあるエラーは次のとおりです。

    • データ型が一致していない。

    • 実行している SQL ステートメントまたはストアド プロシージャに構文エラーがある。

    • テーブルのマップにエラーがある。 たとえば、アダプターの MissingMappingAction プロパティまたは MissingSchemaAction プロパティに Error が設定されていて、データベースとデータセットの列名に不一致がある場合に行う事柄がテーブルのマップで完全に記述されていない場合は、エラーが発生します。

    • 接続に問題がある場合。

  • [パラメーター]
    指定したデータ アダプターの SelectCommand オブジェクトで参照されている SQL の Select ステートメントまたはストアド プロシージャに必要なパラメーターが表示されます。 パラメーターが必要ない場合は、このグリッドは空白になります。

    パラメーターごとにグリッドの 1 行が使われ、パラメーター名と格納されるデータの型が表示されます。 各パラメーターに対する値は [値] ボックスに入力します。 パラメーターで認められている場合は、代わりに、[値] ボックスの一覧の [<DEFAULT>] または [<NULL>] を選択できます。

  • [ターゲットのデータセット]
    プレビュー コマンドがデータを格納するデータセットを指定します。 プロジェクトで使用できるすべてのデータセットから選択したり、または型指定されていないデータセット (スキーマのないデータセット) への格納を選択したりできます。

  • [データ テーブル]
    データセットにあるデータ テーブルの一覧が表示されます。 データアダプタデータアダプターによって格納されるレコードを表示するには、テーブル名を選択します。 普通、各データアダプターはデータセット内の 1 つのテーブルを設定します。 複数のテーブルにデータを格納する場合は、この一覧でテーブルを選択し、そのテーブルの結果を見ることができます。

  • [結果]
    データセット内のデータが表示されます。 データベースから返されてすべてのテーブル マップが適用された後のデータがどのように見えるかが示されます。 グリッド内のデータは読み取り専用です。

    結果に複数のテーブルがある場合は、[データ テーブル] の一覧でテーブルの名前を選択することにより、特定のテーブルの内容を表示できます。

  • [結果をクリア]
    選択したテーブルのデータをすべてクリアします。 すべてのテーブルをクリアするには、[データ テーブル] の一覧で 1 つずつ選択し、それぞれについて [結果をクリア] をクリックします。

参照

概念

Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド

Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド

その他の技術情報

Visual Studio でのデータへの接続

アプリケーションでデータを受け取る準備

アプリケーションへのデータのフェッチ

アプリケーションでのデータ編集

データの検証

データの保存