フレームワークは IRichEditOleCallback::GetClipboardData の処理の一部として、この関数を呼び出します。
virtual HRESULT GetClipboardData(
CHARRANGE* lpchrg,
DWORD dwReco,
LPDATAOBJECT lpRichDataObj,
LPDATAOBJECT* lplpdataobj
);
パラメーター
lpchrg
lplpdataobj により指定されたデータ オブジェクトにコピーするための文字 (と OLE アイテム) の範囲を指定する CHARRANGE 構造体へのポインター。dwReco
クリップボード操作フラグ。 値は 1 つだけ指定できます。RECO_COPY クリップボードへコピー。
RECO_CUT クリップボードへ切り取り。
RECO_DRAG ドラッグ操作 (ドラッグ アンド ドロップ)。
RECO_DROP ドロップ操作 (ドラッグ アンド ドロップ)。
RECO_PASTE クリップボードから貼り付け。
lpRichDataObj
リッチ エディット コントロールからのクリップボード データを持つ IDataObject オブジェクトへのポインター (IRichEditOle::GetClipboardData)。lplpdataobj
パラメーター lpchrg で指定された範囲を表す IDataObject オブジェクトのアドレスを受け取るポインター変数へのポインター。 エラーが返されると、lplpdataobj の値は無視されます。
戻り値
操作の結果を示す HRESULT 値を返します。 HRESULT の詳細については、Windows SDK の「Structure of COM Error Codes」を参照してください。
解説
戻り値が正常終了したことを示しているとき、IRichEditOleCallback::GetClipboardData は、lplpdataobj がアクセスする IDataObject を返します。失敗すると、lpRichDataObj がアクセスしているオブジェクトを返します。 独自のクリップボード データを提供するには、この関数をオーバーライドします。 この関数の既定の実装では E_NOTIMPL を返します。
これは、オーバライド可能な高度な関数です。
詳細については、Windows SDK の「IRichEditOle::GetClipboardData」、「IRichEditOleCallback::GetClipboardData」および「CHARRANGE」と、Windows SDK の「IDataObject」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxrich.h
参照
参照
COleServerItem::GetClipboardData