CRecordView から派生するオブジェクトを構築するときに、ビュー オブジェクトを初期化し、ビューの元になるダイアログ リソースを識別するために、どちらかの形式のコンストラクターを呼び出します。
explicit CRecordView(
LPCTSTR lpszTemplateName
);
explicit CRecordView(
UINT nIDTemplate
);
パラメーター
lpszTemplateName
ダイアログ テンプレート リソース名を示す、null で終わる文字列を表します。nIDTemplate
ダイアログ テンプレート リソースの ID 番号を表します。
解説
リソースは、名前 (コンストラクターの引数に文字列を渡します) または、その ID (引数に符号なし整数を渡します) のどちらでも指定できます。 リソース ID を使用することをお勧めします。
注意
派生クラスでは独自のコンストラクターを指定する必要があります。 派生クラスのコンストラクターでは、下記の例のように、リソース名あるいは ID を引数として、コンストラクター CRecordView::CRecordView を呼び出します。
CRecordView::OnInitialUpdate 関数は、DoDataExchange を呼び出している UpdateData 関数を呼び出します。 最初の DoDataExchange 関数の呼び出しは、CRecordView コントロールを ClassWizard が作成する CRecordset フィールド データ メンバーに (間接的に) 接続します。 これらのデータ メンバーは、基本クラスの CFormView::OnInitialUpdate メンバー関数を呼び出すまでは使用できません。
注意
ClassWizard を使うと、ウィザードは enum 値 CRecordView::IDD を定義し、それをクラス宣言で指定し、コンストラクターのメンバー初期化リストでそれを使用します。
使用例
CMyRecordView::CMyRecordView()
: CRecordView(CMyRecordView::IDD)
{
m_pSet = NULL;
// TODO: add construction code here
}
必要条件
**ヘッダー:**afxdb.h