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レジストリ エントリ

DCOM では、アプリケーション ID (AppID: Application ID) の考え方が導入されました。AppID によって、1 つ以上の DCOM オブジェクトの構成オプションがレジストリの 1 か所にまとめられます。 AppID を指定するには、オブジェクトの CLSID の下にある AppID という名前の値にレジストリの値を指定します。

既定では、ATL によって生成されたサービスは、AppID の GUID として CLSID を使用します。 HKEY_CLASSES_ROOT\AppID の下に DCOM 固有のエントリを指定できます。 最初は、次の 2 つのエントリが存在します。

  • LocalService。サービス名と同じ値です。 この値が存在する場合、CLSID の下の LocalServer32 キーの代わりに使用されます。

  • ServiceParameters。–Service と同じ値です。 この値は、サービス起動時にサービスに渡すパラメーターを指定します。 これらのパラメーターは、サービスの WinMain 関数でなく、ServiceMain 関数に渡される点に注意してください。

どの DCOM サービスも、HKEY_CLASSES_ROOT\AppID の下にもう 1 つキーを作成する必要があります。 このキーは、EXE と同じ名前です。このキーは、AppID エントリを指す AppID 値から成るため、クロス リファレンスとして機能します。

参照

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ATL サービス