Windows の [印刷] ダイアログ オブジェクトまたは [プリンターの設定] ダイアログ オブジェクトのいずれかを構築します。
CPrintDialog(
BOOL bPrintSetupOnly,
DWORD dwFlags = PD_ALLPAGES | PD_USEDEVMODECOPIES | PD_NOPAGENUMS | PD_HIDEPRINTTOFILE | PD_NOSELECTION,
CWnd* pParentWnd = NULL
);
パラメーター
bPrintSetupOnly
Windows 標準の [印刷] ダイアログ ボックスまたは [プリンターの設定] ダイアログ ボックスのどちらを表示するかを指定します。 このパラメーターを TRUE に設定すると、Windows 標準の [プリンターの設定] ダイアログ ボックスを表示します。 このパラメーターを FALSE に設定すると、Windows の [印刷] ダイアログ ボックスを表示します。 bPrintSetupOnly が FALSE のときは、[プリンターの設定] オプション ボタンが [印刷] ダイアログ ボックスに表示されます。dwFlags
ダイアログ ボックスの設定をカスタマイズするための 1 つ以上のフラグを、ビットごとの OR 演算子で組み合わせて指定できます。 たとえば、PD_ALLPAGES フラグは、既定の印刷範囲として文書の全ページを印刷するように設定されています。 これらのフラグの詳細については、Windows SDK の PRINTDLG 構造体の説明を参照してください。pParentWnd
ダイアログ ボックスの親ウィンドウまたはオーナー ウィンドウへのポインター。
解説
このメンバー関数はオブジェクトを構築するだけです。 ダイアログ ボックスを表示するためには DoModal メンバー関数を使います。
bPrintSetupOnly に FALSE を指定してコンストラクターを呼び出すと、PD_RETURNDC フラグが自動的に使われることに注意してください。 DoModal、GetDefaults、GetPrinterDC の呼び出しの後に、m_pd.hDC にプリンター DC が返されます。 この DC は、CPrintDialog の呼び出し元が DeleteDC を呼び出すことで解放する必要があります。
使用例
// Display the Windows Print dialog box with "All" radio button
// initially selected. All other radio buttons are disabled.
CPrintDialog dlg1(FALSE);
// Display the Windows Print dialog box with Collate check box checked.
CPrintDialog dlg2(FALSE, PD_ALLPAGES | PD_COLLATE | PD_NOPAGENUMS | PD_HIDEPRINTTOFILE);
// Display the Windows Print dialog box with "Selection" radio
// button initially selected. "All" radio button is enabled
// but "Pages" radio button is disabled.
CPrintDialog dlg3(FALSE, PD_SELECTION | PD_USEDEVMODECOPIES);
必要条件
**ヘッダー:**afxdlgs.h