ToolStrip コントロールのすべての項目が割り当てられた領域に収まらないときは、その ToolStrip に対してオーバーフロー機能を有効にして、特定の ToolStripItem のオーバーフロー動作を指定できます。
フォームの現在のサイズを前提に ToolStrip に割り当てられた領域を超える領域を必要とする ToolStripItem を追加すると、ToolStrip 上に ToolStripOverflowButton が自動的に表示されます。 ToolStripOverflowButton が表示されると、オーバーフローが有効になった項目がオーバーフローのドロップダウン メニューに移動します。 これによって、さまざまなフォーム サイズに合うように ToolStrip 項目を調整する方法をカスタマイズし、優先順位を付けることができます。 また、Placement プロパティと ToolStripOverflow.DisplayedItems プロパティ、および LayoutCompleted イベントを使用することによって、オーバーフロー状態になったときの項目の外観を変更することもできます。 デザイン時または実行時にフォームを拡大すると、より多くの ToolStripItem がメイン ToolStrip に表示され、フォームのサイズを縮小しない限り ToolStripOverflowButton は表示されないことがあります。
ToolStrip コントロールのオーバーフローを有効にするには
ToolStrip の CanOverflow プロパティが false に設定されていないことを確認します。 既定値は、True です。
CanOverflow が True (既定値) の場合、ToolStripItem の内容が水平の ToolStrip の幅または垂直の ToolStrip の高さを超えると、ToolStripItem がオーバーフローのドロップダウン メニューに送られます。
特定の ToolStripItem のオーバーフロー動作を指定するには
ToolStripItem の Overflow プロパティを任意の値に設定します。 設定できる値は、Always、Never、および AsNeeded です。 既定値は、AsNeeded です。
toolStripTextBox1.Overflow = _ System.Windows.Forms.ToolStripItemOverflow.Never
toolStripTextBox1.Overflow = _ System.Windows.Forms.ToolStripItemOverflow.Never;
参照
参照
ToolStrip コントロールの概要 (Windows フォーム)