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標準コマンド ID とウィンドウ ID

Microsoft Foundation Class ライブラリでは、AFXRES.H でいくつかの標準コマンド ID とウィンドウ ID を定義しています。 これらの ID は、通常、メッセージをハンドラー関数に割り当てるために、リソース エディターとプロパティ ウィンドウで使用されます。 すべての標準コマンドは ID_ というプリフィックスを持ちます。 たとえば、メニュー エディターを使用するときは、通常、[ファイル] メニューの [開く] 項目を標準の ID_FILE_OPEN コマンド ID に割り当てます。

最も標準的なコマンドの場合、フレームワーク自身が主要なフレームワーク クラス (CWinThreadCWinAppCViewCDocument など) でメッセージ マップを使用してコマンドを処理するため、アプリケーション コードからコマンド ID を参照する必要はありません。

標準コマンド ID のほかにも、プリフィックスとして AFX_ID を持つ多くの標準 ID が定義されています。 これらの ID には、標準ウィンドウ ID (プリフィックス AFX_IDW_)、文字列 ID (プリフィックス AFX_IDS_)、およびその他のいくつかの型があります。

プリフィックス AFX_ID で始まる ID をプログラマが使用することはまれです。ただし、AFX_ID で始まる ID を参照しているフレームワーク関数をオーバーライドするときは、これらの ID を参照する必要があります。

このドキュメントでは ID を個別に説明していません。 詳細については、「テクニカル ノート 20: ID 名および番号に関する規約」、「テクニカル ノート 21: コマンドとメッセージのルーティング」、および「テクニカル ノート 22: 標準コマンドの実装」を参照してください。

注意

ヘッダー ファイル Afxres.h は Afxwin.h に間接的にインクルードされています。 アプリケーションのリソース スクリプト (.rc) ファイルに、次のステートメントを明示的にインクルードしてください。

#include "afxres.h"

参照

概念

MFC マクロとグローバル