[ネイティブ] ページを使用するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。 [オプション] ダイアログ ボックスで、[デバッグ] ノードを展開し、[ネイティブ] をクリックします。 このページを使って、ネイティブ アプリケーションのデバッグに関する以下のオプションを設定できます。
[DLL エクスポートを読み込む]
オンにすると、DLL エクスポート テーブルを読み込みます。 DLL エクスポート テーブルのシンボル情報は、対応するシンボルのない Windows メッセージ、Windows プロシージャ (WindowProc)、COM オブジェクト、マーシャリング、または DLL を操作する場合に役立ちます。 DLL エクスポート情報を読み取ると、オーバーヘッドがある程度発生します。 そのため、既定ではこの機能はオフになっています。DLL のエクスポート テーブル内で使用できるシンボルを調べるには、dumpbin /exports を使用します。 シンボルは、任意の 32 ビット システムの DLL に使用できます。 dumpbin /exports の出力を参照すると、英数字以外の文字を含む、正確な関数名を確認できます。 この情報は、関数にブレークポイントを設定するときに使用します。 DLL エクスポート テーブルの関数名は、デバッガーの他の場所で表示されるときは、切り捨てられることがあります。 関数は呼び出し順に表示され、現在の関数 (入れ子の一番内側) が先頭に表示されます。 詳細については、「dumpbin /exports」を参照してください。
[RPC デバッグを有効にする]
オンにすると、デバッグ時に COM リモート プロシージャ呼び出しにステップ インできます。RPC ステップ実行を行うには、Administrator または Power User としてログインする必要があります。 通常のユーザーとしてログインすると、RPC ステップ実行は失敗します。
Microsoft Windows Vista が実行されているリモート サーバーへの RPC ステップ実行は、そのリモート サーバーのプロセスにネイティブ デバッガーがアタッチされている場合のみ機能します。 それ以外の場合、エラー メッセージが表示されることなく RPC 呼び出しが失敗します。 何らかの方法で RPC 呼び出しに成功したとしても、RPC 呼び出しへのステップ インは正常に機能しません。