更新 : 2007 年 11 月
配置ダイアグラムを作成し、システム内のアプリケーションをデータセンターの論理サーバーにバインドした後で、配置ダイアグラムを検証して、アプリケーションと論理サーバー間の制約違反を見つけることができます。
配置ダイアグラムを検証するには
- 配置デザイナで、[ダイアグラム] メニューの [ダイアグラムの検証] をクリックします。
分散システム デザイナで、システムの .sdm ファイルに指定された設定および制約が、論理データセンター ダイアグラムでモデル化された対象のデータセンターの .sdm ファイルに指定された設定および制約と照らして検証されます。発生した検証エラーは、[エラー一覧] に表示されます。
数種類の検証が実行されます。最初に、アプリケーションで必要とされる通信経路が、定義済みの配置構成で使用できるかどうかが確認されます。たとえば、Web サービス アプリケーションがシステム内のデータベース アプリケーションに接続されている場合は、データベースをホストしているデータベース サーバーと通信できる Web サーバーに Web サービスをバインドする必要があります。
次に、システム内のアプリケーションに対して指定された制約および論理データセンターに対して指定された制約が、サーバー側の層の対応する設定と照らして確認されます。たとえば、IIS Web サーバーに対してインプロセス セッション状態を要求する ASP.NET のセッション状態制約が設定され、サーバーにバインドされたアプリケーションのセッション状態が SQL Server に設定されている場合は、制約検証エラーが発生します。
これらの両方の種類のエラーの例については、「チュートリアル : 配置したアプリケーション システムの検証」を参照してください。検証エラーの修正方法の詳細については、「方法 : 配置ダイアグラムに関する検証の警告を解決する」を参照してください。
[エラー一覧] の検証エラーを消去するには、次の手順に従います。この操作を行っても、ダイアグラムは再検証されません。
検証エラーを消去するには
- 配置デザイナで、[ダイアグラム] メニューの [検証メッセージをクリア] をクリックします。