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データ キャッシングのサンプル

更新 : 2007 年 11 月

ms178822.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

このサンプルは Microsoft Office Word 2007 でのみ動作します。

このサンプルでは、XML ファイルからデータを取得して Word 文書のデータ キャッシュに保存し、そのデータを同じ文書内または Windows フォーム アプリケーションから使用する方法について説明します。

このサンプルは、オフラインで使用するように設計された顧客満足調査になっています。調査情報は XML ファイルに格納されます。そのデータを文書のデータ キャッシュに読み込んで、データを確認したり、操作したりできます。

ms178822.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

このサンプル コードは概念を示すことが目的であり、その概念に関連する部分だけを示しています。このコードは実行環境のセキュリティ要件を満たしていない可能性があり、このままの状態で使用することはできません。セキュリティ関連のコードやエラー処理コードを追加し、プロジェクトのセキュリティと堅牢性を高めることをお勧めします。Microsoft は、このサンプル コードを "現状のまま" 提供しており、一切保証しません。

サンプル プロジェクトをコンピュータにインストールする方法については、「方法 : ヘルプにあるサンプル ファイルをインストールして使用する」を参照してください。

Download sample

サンプルを実行するには

  1. F5 キーを押します。

    空の文書が表示されます。キャッシュには何もデータが入っていません。

  2. [Retrieve Surveys] をクリックします。

    XML ファイルからデータ キャッシュにデータが読み込まれ、最初の調査データが表示されます。

  3. 以下のいずれかの操作を実行できます。

    • 調査データを編集します。

    • 調査情報を記入します。

    • 操作ウィンドウでナビゲーション バーを使用して調査データ間を移動します。

    • 操作ウィンドウで該当するオプション ボタンを選択して調査データをフィルタし、記入済み調査データすべて、未記入の調査データすべて、または記入未記入を問わず調査データすべてを表示します。

    • 操作ウィンドウの [Submit Surveys] ボタンを使用して、調査データをデータ ソースに送り返します。

  4. 文書を保存して閉じます。

    データは文書のデータ キャッシュに保存されます。

  5. Visual Studio で、Windows フォーム プロジェクトを右クリックし、[デバッグ] をポイントして [新しいインスタンスを開始] をクリックします。

    Customer Satisfaction Survey Data アプリケーションが開きます。

  6. [ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

  7. 保存した文書に移動し、[開く] をクリックします。

    DataGrid に、文書のデータ キャッシュからのデータが表示されます。

  8. データを確認し、必要な変更を行います。

  9. [ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックして変更をデータ キャッシュに保存します。

使用例

このサンプルでは次のタスクを例示します。

  • XML ファイルからデータを取得し、これを使用し、更新します。

  • データをデータ キャッシュに格納します。

  • データ キャッシュからデータを読み込み、データ キャッシュにデータを書き込みます。

  • ブックマーク コントロールを使用して Word 文書にデータを表示します。

  • Word 文書内で操作ウィンドウを使用します。

  • Word 文書上で Windows フォーム コントロールを使用します。

  • Windows フォーム アプリケーションから文書のキャッシュされたデータにアクセスし、使用します。

参照

概念

キャッシュされたデータ

コントロールへのデータのバインド

操作ウィンドウの概要

その他の技術情報

Office 開発のサンプルとチュートリアル