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Visual Basic による .NET Framework でのポート操作

更新 : 2007 年 11 月

.NET Framework の System.IO.Ports 名前空間のクラスを使用して、コンピュータのシリアル ポートにアクセスできます。最も重要なクラスは SerialPort です。このクラスは、同期 I/O やイベント ドリブン I/O の実行、ピンやブレーク状態へのアクセス、およびシリアル ドライバのプロパティへのアクセスのためのフレームワークを提供します。これは Stream オブジェクトでラップでき、BaseStream プロパティを通じてアクセスできます。SerialPortStream オブジェクトでラップすると、ストリームを使用するクラスでシリアル ポートにアクセスできます。この名前空間には、シリアル ポートの制御を簡素化する列挙体が含まれています。

SerialPort オブジェクトを作成するには、My.Computer.Ports.OpenSerialPort メソッドを使用する方法が最も簡単です。

ms172760.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

.NET Framework のクラスでは、他の種類のポート (パラレル ポートや USB ポートなど) には直接アクセスできません。コンピュータのネットワークにアクセスする方法については、「.NET Framework でネットワーク操作に使用するクラス」を参照してください。

列挙体

この表は、シリアル ポートへのアクセスで使用する主要な列挙体の一覧とその説明です。

列挙体

説明

Handshake

SerialPort オブジェクトでシリアル ポート通信の確立に使用する制御プロトコルが定められています。

Parity

SerialPort オブジェクトのパリティ ビットが定められています。

SerialData

SerialPort オブジェクトのシリアル ポートで受信した文字の種類が定められています。

SerialError

SerialPort オブジェクトで発生するエラーが定められています。

SerialPinChange

SerialPort オブジェクトで発生した変更の種類が定められています。

StopBits

SerialPort オブジェクトで使用されているストップ ビットの数が定められています。

処理手順

この表は、シリアル ポートへのアクセスの主要なタスクの一覧とその説明です。

目的

参照項目

利用可能なシリアル ポートを表示する。

方法 : Visual Basic で利用可能なシリアル ポートを表示する

コンピュータのシリアル ポートに接続されているモデムをダイヤルする。

方法 : Visual Basic で、シリアル ポートに接続されているモデムをダイヤルする

コンピュータのシリアル ポートに文字列を送信する。

方法 : Visual Basic でシリアル ポートに文字列を送信する

コンピュータのシリアル ポートから文字列を受信する。

方法 : Visual Basic でシリアル ポートから文字列を受信する

参照

参照

My.Computer.Ports オブジェクト

その他の技術情報

コンピュータのポートへのアクセス

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