方法 : データベースコード分析の警告を抑制する

2008-10-22

データベースプロジェクトの T-SQL (Transact-SQL) コードを分析した際に検出される警告には、無視してかまわないものがいくつかあります。そのコードをビルドまたは分析するたびに、このような警告が表示されないようにするには、プロジェクト内の 1 つ以上のファイルについて警告を抑制します。

プロジェクト内のすべてのファイルについて警告を抑制するには、規則を無効にします。詳細については、「方法 : データベースコードのスタティック分析の特定の規則を有効または無効にする」を参照してください。ただし、警告が表示されるあらゆるコンテキストを明確に理解しない限り、警告を抑制したり、規則を無効にしないでください。たとえば、スキャンされる可能性がある非常に小さいテーブルが特定のファイルに含まれる場合、そのファイルの警告を抑制できます。しかし、スキャン時のパフォーマンス低下につながる大きなテーブルがプロジェクトに含まれる場合は、他のファイルで警告を抑制したり、規則を無効にしないでください。

マネージコードと異なり、T-SQL コードに属性を追加してもコードの警告は抑制されません。代わりに、StaticCodeAnalysis.SuppressMessages.xml という名前のファイルに各警告のエントリを自動的に追加します。この XML ファイルは、データベースプロジェクトファイル (.dbproj) と同じフォルダにあります。抑制する警告ごとに、XML ファイルには、警告を抑制するファイルのパスと名前、規則カテゴリ、および規則の数が含まれます。

1 つ以上の警告を抑制するには

データベースプロジェクトを既に開いていて、コードの分析が完了している場合は、手順 5. に進みます。
データベースプロジェクトが含まれているソリューションを開きます。
ソリューションエクスプローラで、データベースプロジェクトをクリックします。
[データ] メニューの [スタティックコード分析] をポイントし、[実行] をクリックします。

T-SQL コードが分析され、エラーまたは警告があると [エラー一覧] に表示されます。

[エラー一覧] で、抑制する警告を右クリックし、[スタティックコード分析メッセージの抑制] をクリックします。

メモ :
複数の警告を強調表示し、そのいずれかの警告を右クリックした後、[スタティックコード分析メッセージの抑制] をクリックすることで、複数の警告を同時に抑制できます。