更新 : 2007 年 11 月
.wav サウンド ファイルを再生します。
' Usage
My.Computer.Audio.Play(___location)
My.Computer.Audio.Play(___location ,playMode)
My.Computer.Audio.Play(data ,playMode)
My.Computer.Audio.Play(stream ,playMode)
' Declaration
Public Sub Play( _
ByVal ___location As String _
)
' -or-
Public Sub Play( _
ByVal ___location As String, _
ByVal playMode As AudioPlayMode _
)
' -or-
Public Sub Play( _
ByVal data As Byte(), _
ByVal playMode As AudioPlayMode _
)
' -or-
Public Sub Play( _
ByVal stream As System.IO.Stream, _
ByVal playMode As AudioPlayMode _
)
パラメータ
___location
サウンド ファイルの名前を含む String。data
サウンド ファイルを表現する Byte 配列。stream
サウンド ファイルを表現する Stream。playMode
サウンドの再生モードである AudioPlayMode 列挙型。既定では AudioPlayMode.Background です。
例外
例外を引き起こす可能性のある状態を次に示します。
data または stream が Nothing であるか、___location が空の文字列です (ArgumentNullException)。
playMode 引数が AudioPlayMode 列挙型 のいずれかの値ではありません (InvalidEnumArgumentException)。
ユーザーに ___location で指定されたファイルにアクセスするための十分なアクセス許可がありません (IOException)。
___location に指定されたファイル パスの形式が誤っています (DirectoryNotFoundException)。
___location のパス名が長すぎます (PathTooLongException))。
ユーザーが部分的に信頼されており、必要なアクセス許可を持っていません (SecurityException)。
解説
Play メソッドは .wav サウンド ファイルを再生します。このファイルは ___location にファイルとして、data にバイト配列として、または stream にストリームとして格納されています。
___location パラメータのみを受け取るオーバーロードが使用された場合、Play メソッドはサウンドをバックグラウンドで再生します。それ以外では、playMode パラメータによってサウンドの再生方法が判断されます。
playMode |
説明 |
---|---|
AudioPlayMode.Background |
サウンドをバックグラウンドで再生します。呼び出し元のコードは実行を継続します。 |
AudioPlayMode.BackgroundLoop |
My.Computer.Audio.Stop メソッド が呼び出されるまで、サウンドをバックグラウンドで再生します。呼び出し元のコードは実行を継続します。 |
AudioPlayMode.WaitToComplete |
サウンドを再生し、呼び出し元のコードは再生が終了するまで待機してから実行を継続します。 |
バックグラウンド再生を利用すると、サウンドの再生中にアプリケーションで他のコードを実行できます。詳細については、「方法 : Visual Basic でループ サウンドを再生する」および「方法 : Visual Basic でサウンドを再生する」を参照してください。
処理手順
My.Computer.Audio.Play メソッドに関連するタスクの例を次の表に示します。
目的 |
参照項目 |
---|---|
サウンドを一度だけ再生する |
|
サウンドを繰り返し再生する |
|
サウンドをバックグラウンドで再生する |
使用例
My.Computer.Audio.Play メソッドは、PlayMode.Background が指定されたときに、指定されたサウンドをバックグラウンドで再生します。
Sub PlayBackgroundSoundFile()
My.Computer.Audio.Play("C:\Waterfall.wav", _
AudioPlayMode.Background)
End Sub
このコード例は、Windows フォーム アプリケーション内だけで実行できます。
ファイル名は、使用中のシステムに置かれた .wav サウンド ファイルの名前であることが必要です。
サウンド ファイルを簡単に管理するために、アプリケーション リソースとして格納することをお勧めします。それにより、My.Resources オブジェクト を使ってファイルにアクセスできるようになります。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic.Devices
クラス : Audio
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll 内)
使用可能なプロジェクトの種類
プロジェクトの種類 |
使用可/不可 |
---|---|
Windows アプリケーション |
可 |
クラス ライブラリ |
可 |
コンソール アプリケーション |
可 |
Windows コントロール ライブラリ |
可 |
Web コントロール ライブラリ |
不可 |
Windows サービス |
可 |
Web サイト |
不可 |
アクセス許可
次のアクセス許可が必要になる可能性があります。
アクセス許可 |
説明 |
---|---|
ファイルとフォルダへのアクセス許可を制御します。関連する列挙値 : Unrestricted。 |
|
コードに適用されたセキュリティ アクセス許可のセットを記述します。関連する列挙値 : ControlThread。 |
詳細については、「コード アクセス セキュリティ」および「アクセス許可の要求」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : Visual Basic でサウンドを再生し、完了まで待機する
方法 : Visual Basic でループ サウンドを再生する