更新 : 2007 年 11 月
既定では、Team Foundation Server は、特定のネットワーク ポートおよびネットワーク プロトコルを使用するように構成されています。リモート接続とこれらのポートの使用は、導入されているファイアウォール ソリューションによって制御されます。Web サイトに対するポート割り当てが変更されている場合、Web サイトおよび Web サービスへのアクセスが影響を受ける可能性があります。Team Foundation の Web サイトの一覧については、「Web サービスへのアクセスの問題を解決する」を参照してください。
Team Foundation の Web サイトに適用されているポート バインディングの割り当て、および、Team Foundation のサービスに適用されているポート割り当てを確認または修正してください。既定のネットワーク ポートおよびプロトコルの割り当ての詳細については、「Team Foundation Server のセキュリティのアーキテクチャ」を参照してください。
社内で Windows ファイアウォール以外のファイアウォール ソリューションが使用されている場合は、該当するソリューションのドキュメントを参照してください。
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変更を加える場合は、Web サイトに対するポート バインディングが変更されていた理由を事前に確認しておく必要があります。既定のポート割り当ては、社内のインフラストラクチャ要件やセキュリティ ポリシーに合わせて変更されるのが一般的です。 |
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、Team Foundation のアプリケーション層サーバーの Administrators セキュリティ グループのメンバである必要があります。
IIS 6.0 で Web サイトに対するポート割り当てを確認または変更するには
アプリケーション層サーバーにログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] をポイントします。
ツリー ペインでローカル コンピュータを展開し、[Web サイト] を展開します。
ポート バインディングを確認または修正する Web サイト ([既定の Web サイト] など) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[Web サイト] タブで、[TCP ポート] の値を確認し、既定値に戻すか、社内のセキュリティ ポリシーに合った値に設定します。
[適用] をクリックして変更を確定し、[OK] をクリックします。
IIS 7.0 で Web サイトに対するポート割り当てを確認または変更するには
アプリケーション層サーバーにログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。
ツリー ペインでローカル コンピュータを展開し、[Web サイト] を展開します。
ポート バインディングを確認または修正する Web サイト ([既定の Web サイト] など) をクリックします。
操作ウィンドウで、[バインド] をクリックします。
[サイト バインド] ダイアログ ボックスが表示されます。
[編集] をクリックし、ポート値を既定の割り当てに変更します。
[OK] をクリックして変更を確定し、[閉じる] をクリックします。
Windows Server 2003 で Windows ファイアウォールに対するポート割り当てを確認または変更するには
[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントします。次に、[Windows ファイアウォール] をクリックします。
[例外] タブで、次の表に示すプログラムのチェック ボックスがオンになっていることを確認します。
Web サイト
ポート
既定の Web サイト
80
SharePoint サーバー管理サービス v3
17012 (Team Foundation Server と共にインストールされた場合)。それ以外の場合はランダムに生成されます。
Team Foundation Server
8080
Team System Web Access
5012
各 Web サイトをクリックし、[編集] をクリックして、ポート番号が前の表に示されているプログラムまたは組織の番号と一致していることを確認します。
メモ :
前の表は、既定のポートを示しています。配置で既定のポートが使用されていない場合は、ポート番号が配置に適していることを確認する必要があります。
サービスが表示されていない場合は、次のタスクを実行して例外を追加します。
[ポートの追加] をクリックします。
[名前] ボックスに、サービスの名前を入力します。
このテキストは製品名に合わせる必要はありませんが、わかりやすい名前にする必要があります。
[ポート番号] ボックスに、ポート番号を入力します。
[TCP] が選択されていることを確認します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。
アプリケーション プールおよび Web サイトが実行されていることを確認します。アプリケーション プールまたは Web サイトの確認と再起動については、「方法 : アプリケーション プールの IIS 構成を確認または修正する」を参照してください。
Windows Server 2008 で Windows ファイアウォールに対するポート割り当てを確認または変更するには
[スタート] メニューの [コントロール パネル] をクリックします。
[ネットワークとインターネット] をクリックします。
[Windows ファイアウォールによるプログラムの許可] をクリックします。
[Windows ファイアウォールの設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[例外] タブで、次の表に示すプログラムのチェック ボックスがオンになっていることを確認します。
Web サイト
ポート
TFS ポータル
80
TFS WEB サービス
8080
Team System Web Access
5012
WSS 管理
17012 (Team Foundation Server と共にインストールされた場合)。それ以外の場合はランダムに生成されます。
各 Web サイトをクリックし、[プロパティ] をクリックして、ポート番号が前の表に示されているプログラムの番号と一致していることを確認します。
メモ :
前の表は、既定のポートを示しています。配置で既定のポートが使用されていない場合は、ポート番号が配置に適していることを確認する必要があります。
プログラムが表示されていない場合は、次のタスクを実行して例外を追加します。
[ポートの追加] をクリックします。
[名前] ボックスに、プログラムの名前を入力します。
このテキストは製品名に合わせる必要はありませんが、わかりやすいテキストにする必要があります。
[ポート番号] ボックスに、ポート番号を入力します。
[TCP] がオンになっていることを確認します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。
アプリケーション プールおよび Web サイトが実行されていることを確認します。アプリケーション プールまたは Web サイトの確認と再起動については、「方法 : アプリケーション プールの IIS 構成を確認または修正する」を参照してください。
参照
概念
Team Foundation Server のセキュリティのアーキテクチャ