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方法 : コード分析辞書をカスタマイズする

更新 : 2007 年 11 月

コード分析では、コード内の識別子のスペルを組み込みの辞書と照合します。その辞書で単語が見つからない場合、"識別子は正しく入力されなければなりません" という警告が表示されます。

たとえば、コードに DoorKnokker という名前のクラスが含まれていたとします。コード分析では、この識別子を door と knokker という 2 つの単語の複合語と見なします。その後、knokker のスペルが正しくないことを示す警告が発生します。

ただし、カスタム辞書 XML ファイルを作成することによって、コード分析辞書に単語を追加できます。新しい単語がプロジェクト固有の場合は、そのファイルをプロジェクト フォルダに配置します。一方、新しい単語をすべてのプロジェクトに適用する場合は、Visual Studio ルート フォルダにファイルを配置し、Visual Studio を再起動します。

カスタム辞書を作成するには

  1. CustomDictionary.xml という名前のファイルを作成します。

  2. 次の XML 構造を使用して、カスタム単語を定義します。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <Dictionary>
        <Words>
            <Recognized>
                <Word>knokker</Word>
            </Recognized>
        </Words>
    </Dictionary>
    

    この構造で定義された単語の大文字と小文字は区別されません。そのため、knokker と Knokker はどちらも認識されます。

  3. すべてのプロジェクトでカスタム辞書を使用するには、Visual Studio のルート インストール フォルダにファイルを配置し、Visual Studio を再起動します。プロジェクト固有のカスタム辞書の場合は、そのファイルをプロジェクト フォルダに配置します。

    Bb514188.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    カスタム辞書には、TextBox などの複合語を追加しないでください。