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Annotation and Research Collaboration ツール (EDM サンプル アプリケーション)

オンライン リサーチを行うと、通常、さまざまなトピックに関連する Web ページ参照や人々の連絡先情報エントリが多数生成されます。こうした情報を生成後に追跡するデータ管理タスクは、エンティティ データ モデル (EDM) に基づいて構築されたアプリケーションのエンティティとアソシエーションを使用して簡素化することができます。

Research Collaboration ツールは、トピックまたは検索テキストに関連付けられている Web ページおよび人物の検索に使用できる参照注釈と連絡先エンティティを作成することで、リサーチとコラボレーションを支援します。

このアプリケーションでは、Web ページ参照、参照記述子、および連絡先情報を表すエンティティが実装されており、Web ページ参照を参照記述子に関連付ける EDM アソシエーションが 1 つ定義されています。多対多のアソシエーションとして定義されているもう 1 つのアソシエーションは、Web ページ参照を、参照のトピックに関して追加のコラボレーションが必要になる可能性がある人々の連絡先情報に関連付けるために使用されます。

このアプリケーションでは、次の 4 つのエンティティが使用されます。

  • Reference

  • ReferenceDescriptor

  • ContactPerson

  • ContactPersonReference (リンク テーブル エンティティ)

次のアソシエーションは、参照を注釈および連絡先に関連付けるために使用されます。

  • ReferenceDescriptor_Reference

  • LinkTable_ContactPerson

  • LinkTable_Reference

次の UI 画面は、実行中のアプリケーションを示しています。この例では、検索語句テキスト ボックスに "directx" という用語を入力して [Find] ボタンをクリックした結果、注釈および関連する連絡先の一覧が表示されています。検索対象のトピックに関連する Web ページへのリンクをクリックすると、参照先の Web ページがブラウザに表示されます。この図では、表示されているリンクをクリックした結果、参照先の URL が Web ブラウザに表示されています。 [Find Ref Person] ボタンを使用して同様のクエリを実行すると、トピック カテゴリの代わりに連絡先で並べ替えられた結果が返されます。

Research Collaboration ツールの UI

Web ページに注釈を付けるには、ページを開き、キーワード テキスト ボックスにキーワードを追加するか、入力/出力テキスト領域に注釈を追加して、[Create Ref] ボタンをクリックします。

Web ページに連絡先情報をリンクするには、ページを開き、名、姓、役職、および電子メールの各テキスト ボックスに連絡先情報を入力して、[Create Ref Person] をクリックします。

このアプリケーションの実行対象として適しているのは、SQL Server Compact 3.5 データベースに実装されたストレージです。インストールされている SQL Server Compact 3.5 データベース間でデータを同期して、複数のユーザーがデータを利用できるようにすることができます。また、SQL Server に対してアプリケーションを実行して、ネットワーク ユーザーがデータを利用できるようにすることもできます。

このデータ モデルで使用されるスキーマとアプリケーション コードの詳細については、「Annotation Research ツールのスキーマ (EDM サンプル アプリケーション)」および「Annotation Research ツールのアプリケーション コード (EDM サンプル アプリケーション)」を参照してください。

参照

概念

Annotation Research ツールのスキーマ (EDM サンプル アプリケーション)
Annotation Research ツールのアプリケーション コード (EDM サンプル アプリケーション)
エンティティの実装 (EDM)

その他のリソース

EDM 仕様
スキーマおよびマッピング スキーマ (Entity Framework)