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テキスト ファイルの削除

更新 : 2007 年 11 月

このレッスンでは、My.Computer.FileSystem オブジェクトを使用して、フォルダからファイルを削除する方法について説明します。

テキスト ファイルを削除するには、My.Computer.FileSystem.DeleteFile メソッドを使用します。ファイルを実際に削除する前に、本当に削除してよいかどうかを必ずユーザーに確認することをお勧めします。これは、誤ってボタンをクリックしたときに、必要なファイルが警告なく自動的に削除されるのを避けるためです。削除の確認に対してユーザーが [はい] と [いいえ] のどちらをクリックしたかを判断するには、MsgBoxResult 列挙型を使用します。

やってみよう

ファイルを削除するには

  1. 前のレッスンで作成した Picture Viewer プロジェクトを開きます。このプロジェクトをまだ作成していない場合は、「テキスト ファイルの読み取り」に戻ってレッスンを完了してから続行してください。

  2. ソリューション エクスプローラで Form1.vb をクリックし、[表示] メニューの [デザイナ] をクリックします。

  3. フォームに Button コントロールを追加し、[Load Favorites] ボタンの横に配置します。

  4. このボタンの次のプロパティを変更します。

    プロパティ

    Name

    DeleteFavorites

    Text

    Delete Favorites

    Size

    92, 23

  5. 新しい Button コントロールをダブルクリックして、コード エディタで既定のイベント ハンドラを追加します。

  6. DeleteFavorites_Click イベント ハンドラに次のコードを追加します。このコードは、削除するファイルが存在することを確認し、そのファイルを本当に削除してよいかどうかをユーザーに確認するメッセージ ボックスを表示します。ユーザーが [はい] をクリックすると、ピクチャ ボックスとリスト ボックスがクリアされ、ドキュメント フォルダから FavoritePictures テキスト ファイルが削除されます。

    ' Check that the favorites text file exists.
    If My.Computer.FileSystem.FileExists(FavoritePictures) Then
    
        ' Ensure that user wants to delete the favorites text file.
        If MsgBox("Are you sure you want to send the favorites" _
            & " file to the Recycle Bin?", MsgBoxStyle.YesNo, _
            "Delete Favorite Pictures") = MsgBoxResult.Yes Then
    
            ' Clear the picture box and the list box.
            Me.ListBox1.Items.Clear()
            Me.PictureBox1.ImageLocation = ""
    
            ' Delete the favorites file.
            My.Computer.FileSystem.DeleteFile(FavoritePictures)
    
        End If
    Else
        MsgBox("The favorites file does not exist.")
    End If
    
  7. F5 キーを押してコードを実行します。

  8. [Delete Favorites] をクリックし、確認メッセージが表示されたら [はい] をクリックします。

  9. [Load Favorites] をクリックして、ドキュメント フォルダから FavoritePictures.txt ファイルが削除されていることを確認します。

次の手順

この一連のレッスンでは、ピクチャ ディレクトリからファイル名を読み取り、対応するピクチャをピクチャ ボックスに表示できるピクチャ ビューア アプリケーションを作成する方法を説明しました。テキスト ファイルの読み取りおよび書き込みを行う方法と、テキスト ファイルを削除する方法についても説明しました。次からのレッスンでは、プログラムで再利用可能なオブジェクトの設計図であるクラスについて説明します。

次のレッスン : 「オブジェクトによるプログラミング : クラスを使用する

参照

処理手順

フォルダ内のファイル名の取得

テキスト ファイルへの書き込み

テキスト ファイルの読み取り

その他の技術情報

ファイル システムの使用 : ファイルの書き込みと読み取り

Visual Basic ガイド ツアー