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方法 : 構成ファイルで Web サービス クライアントの URI を更新する

更新 : 2007 年 11 月

Web サービス コンシューマ アプリケーションを配置する場合、配置環境の Web サービスの場所に合わせて構成ファイルを更新する必要があります。詳細については、「配置レポートのアプリケーション情報」を参照してください。

ただし、このタスクを実行する前に、XML 形式の配置レポートから Web サービス プロバイダ エンドポイントの絶対 URI を取得しておく必要があります。詳細については、「方法 : 配置レポートで Web サービスおよび Web コンテンツの絶対 URI を見つける」を参照してください。

Web サービス クライアントの URI を更新するには (ASP.NET アプリケーションの場合)

  1. Web サービス プロバイダ エンドポイントに接続された ASP.NET アプリケーションの Web.config ファイルを開きます。

  2. Web.config ファイルで、<appSettings> 要素を見つけます。

  3. <appSettings> 要素から、"Value" 属性が Web サービス コンシューマ エンドポイントの Target Location プロパティの値と一致する <add> 要素を探します。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    Target Location プロパティは、アプリケーション ダイアグラムで Web サービス コンシューマ エンドポイントを選択し、F4 キーを押して [プロパティ] ウィンドウを開くことによって確認できます。

  4. <add> 要素から "Key" 属性の値をコピーし、Web サービス コンシューマ エンドポイントの Config File Entry 設定に貼り付けます。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    Config File Entry 設定は、アプリケーション ダイアグラムで Web サービス コンシューマ エンドポイントを右クリックし、[設定および制約] を選択することによって確認できます。設定および制約エディタで [アプリケーション エンドポイントの設定] ノードを選択してください。Config File Entry 設定が、設定および制約エディタの右側のパネルに表示されます。詳細については、「設定および制約エディタ」を参照してください。

  5. 接続されている Web サービス プロバイダ エンドポイントの絶対 URI をまだ取得していない場合は、その絶対 URI を取得します。

  6. <add> 要素の "Value" 属性の値を Web サービス プロバイダ エンドポイントの絶対 URI で置き換えます。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    必要であれば、Config File Entry 設定にコピーした値を使用して、対応する "Key" 属性値を持つ <add> 要素を Web.config ファイルから探してください。

"Key" 属性の値を Config File Entry 設定にコピーすることにより、コンシューマ エンドポイントにマップする構成ファイルのエントリが指定されます。配置上の不確定要素が確定し、実際に配置する段階になったときに設定する構成ファイル エントリは、この設定によって決まります。また、絶対 URI で値を更新するときに、この設定を使用して、Web.config ファイルから値を見つけることもできます。

Web サービス クライアントの URI を更新するには (Windows アプリケーションまたは Office アプリケーションの場合)

  1. Web サービス プロバイダ エンドポイントに接続された Windows アプリケーションまたは Office アプリケーションの App.config ファイルを開きます。

  2. App.config ファイルで、<applicationSettings> 要素を見つけます。

  3. <applicationSettings> 要素で、次の要素を探します。ApplicationName は対応するアプリケーション名を表します。

    • <ApplicationName.Properties.Settings> 要素 (Visual C#/Visual J# の Windows アプリケーションおよび Office アプリケーション)

    • <ApplicationName.My.MySettings> 要素 (Visual Basic の Windows アプリケーション)

    • <ApplicationName.Settings> 要素 (Visual Basic の Office アプリケーション)

  4. この要素から、"Value" 属性が Web サービス コンシューマ エンドポイントの Target Location プロパティの値と一致する <Setting> 要素を探します。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    Target Location プロパティは、アプリケーション ダイアグラムで Web サービス コンシューマ エンドポイントを選択し、F4 キーを押して [プロパティ] ウィンドウを開くことによって確認できます。

  5. <Setting> 要素から "Name" 属性の値をコピーし、Web サービス コンシューマ エンドポイントの Config File Entry 設定に貼り付けます。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    Config File Entry 設定は、アプリケーション ダイアグラムで Web サービス コンシューマ エンドポイントを右クリックし、[設定および制約] を選択することによって確認できます。設定および制約エディタで [アプリケーション エンドポイントの設定] ノードを選択してください。Config File Entry 設定が、設定および制約エディタの右側のパネルに表示されます。詳細については、「設定および制約エディタ」を参照してください。

  6. 接続されている Web サービス プロバイダ エンドポイントの絶対 URI をまだ取得していない場合は、その絶対 URI を取得します。

  7. 対応する <Setting> 要素の "Value" 属性の値を Web サービス プロバイダ エンドポイントの絶対 URI で置き換えます。

    Bb164492.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    必要であれば、Config File Entry 設定にコピーした値を使用して、対応する "Name" 属性値を持つ <Setting> 要素を App.config ファイルから探してください。

"Name" 属性の値を Config File Entry 設定にコピーすることにより、コンシューマ エンドポイントにマップする構成ファイルのエントリが指定されます。配置上の不確定要素が確定し、実際に配置する段階になったときに設定する構成ファイル エントリは、この設定によって決まります。また、絶対 URI で値を更新するときに、この設定を使用して、App.config ファイルから値を見つけることもできます。

参照

概念

配置レポートを使った配置の概要