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方法 : コマンド ライン ツールを使用してインストルメンテーション データを収集する

更新 : 2007 年 11 月

アプリケーションのインストルメントには、Visual Studio Team System Development Edition IDE または VSInstr コマンド ライン ツールを使用できます。このトピックでは、コマンド ライン ツールを使ったコードのインストルメントについて説明します。

コマンド ライン ツールは、<drive>:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9\Team Tools\Performance Tools> ディレクトリに格納されています。

Aa985635.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

リリース ビルドで Microsoft シンボル情報を参照するには、「方法 : Windows シンボル情報を参照する」を参照してください。

コマンド ライン ツールを使用してバイナリをインストルメントするには

  1. コマンド ライン ウィンドウを開きます。

  2. マネージ アプリケーションのプロファイリングを行う場合は、次のコマンドを入力して、適切な環境変数を設定します。

    VsPerfCLREnv /traceon

    Aa985635.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    以下の手順では、<drive> と <path> を、コンピュータ上のアプリケーションに適切なドライブとパスで置換してください。

  3. バイナリをインストルメントするには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

    <drive>:\<path>VSInstr <drive>:\<path>\application_name.exe

    元のバイナリの名前は、.orig という拡張子に変更されます。元のファイルのコピーがインストルメントされます。

  4. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、VSPerfCmd を起動します。

    <drive>:\<path>**VSPerfCmd start:/trace /output:**c:\<path>

    /output オプションで指定されたフォルダに、.vsp という拡張子のレポートが作成されます。

  5. コマンド ラインからアプリケーションを起動します。

  6. アプリケーションを実行して、パフォーマンス データを生成します。

  7. アプリケーションを終了します。

  8. コマンド プロンプトで次のコマンドを実行し、パフォーマンス モニタを終了します。

    <drive>:\<path>VSPerfCmd /shutdown

  9. 次のコマンドを実行し、VSPerfCLREnv 環境変数を削除します。

    <drive>:\<path>VSPerfCLREnv /traceoff

  10. Visual Studio IDE で .VSP ファイルを開き、プロファイリング データを調べます。[ファイル] メニューをポイントし、[開く] をクリックします。ファイルを見つけ、[開く] をクリックします。

参照

概念

インストルメンテーション データ値について

参照

VSInstr