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User2.IsCurrentUser メソッド

現在のユーザーが指定されたユーザー名と一致する場合に、true を返します。

名前空間: Microsoft.Office.Interop.InfoPath
アセンブリ: Microsoft.Office.Interop.InfoPath (microsoft.office.interop.infopath.dll 内)

構文

'宣言
<DispIdAttribute(1)> _
Function IsCurrentUser ( _
    <InAttribute> bstrUsername As String _
) As Boolean
'使用
Dim instance As User2
Dim bstrUsername As String
Dim returnValue As Boolean

returnValue = instance.IsCurrentUser(bstrUsername)
[DispIdAttribute(1)] 
bool IsCurrentUser (
    [InAttribute] string bstrUsername
)

パラメータ

  • bstrUsername
    "ドメイン\ユーザー名" の形式のユーザー名。

戻り値

現在のユーザーが指定された名前と一致する場合は true、それ以外の場合は false

コメント

IsCurrentUser メソッドがセキュリティ レベル 0 とマークされている場合でも、常にアクセス可能であるとは限りません。IsCurrentUser メソッドの呼び出しが行われると、InfoPath は最初にセキュリティ チェックを実行して、このメソッドへのアクセスを許可するかどうかを確認します。セキュリティ チェックでは、呼び出し元のコードが信頼されているかどうかが確認され、呼び出し元のコードの場所が特定されます。

呼び出し元のコードが信頼されている場合 (たとえば、IsCurrentUser メソッドが、インストール済みまたは署名された InfoPath フォーム テンプレートから呼び出された場合や、ローカル コンピュータ上の実行可能ファイルなどの信頼されている外部コードから呼び出された場合)、InfoPath は IsCurrentUser メソッドにフル アクセスを許可します。

呼び出し元のコードが信頼されていない場合 (ドメイン ベースの InfoPath フォーム テンプレートからの呼び出しや、Microsoft Internet Explorer で実行中のスクリプトからの呼び出しなどの場合)、InfoPath は最初に呼び出し元を確認します。呼び出しが、"https://www.contoso.com/example.xsn" などの URL にある InfoPath フォーム テンプレートで信頼されていないコードからである場合、その呼び出しはインターネット ゾーンからの呼び出しです。InfoPath は、インターネット ゾーンからの信頼されていないすべての呼び出しについて、IsCurrentUser メソッドへのアクセスを拒否します。呼び出しが "http://contoso/example.xsn" などの URL からである場合、その呼び出しはイントラネット ゾーンからの呼び出しです。イントラネット ゾーンからの信頼されていない呼び出しに対して、InfoPath は、Internet Explorer のユーザー認証の設定で、自動ログオンが (イントラネット ゾーンのみで、またはすべてのログオンについて) 許可されているかどうかを確認します。Internet Explorer で自動ログオンが構成されている場合、InfoPath は IsCurrentUser メソッドにフル アクセスを許可します。それ以外の場合は、IsCurrentUser メソッドへのアクセスは拒否されます。

次の例では、User オブジェクトの IsCurrentUser メソッドを使用して、現在のユーザーが "UserDomain\NancyDavilio" であるかどうかを調べます。

bool userMatched;
userMatched = thisApplication.User.IsCurrentUser(@"UserDomain\NancyDavolio");

関連項目

参照

User2 インターフェイス
User2 のメンバ
Microsoft.Office.Interop.InfoPath 名前空間