SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーでの IRow インターフェイスの実装が簡略化され、パフォーマンスが向上します。 IRow を使用すると、1 つの行オブジェクトの列に直接アクセスできます。 コマンド実行の結果が 1 行で生成されることがわかっている場合、 IRow はその行の列を取得します。 結果セットに複数の行が含まれている場合、 IRow は最初の行のみを公開します。
IRow 実装では、行のナビゲーションは許可されません。 行内の各列には 1 回しかアクセスできませんが、1 つの例外があります。1 つの列に 1 回アクセスして列のサイズを確認し、もう一度データをフェッチできます。
注
IRow::Open では、開くオブジェクトのDBGUID_STREAMとDBGUID_NULLの種類のみがサポートされます。
ICommand::Execute メソッドを使用して行オブジェクトを取得するには、IID_IRowを渡す必要があります。 複数の結果セットを処理するには、 IMultipleResults インターフェイスを使用する必要があります。 IMultipleResults では、IRow と IRowset がサポートされています。 IRowset は一括操作に使用されます。