マスター データ マネージャー Web サービスを使用すると、マスター データ マネージャー Web サイトにアクセスできる任意のコンピューターからマスター データ サービスの機能をプログラムで使用できます。 Web サービスにアクセスするためのコードの記述を開始する前に、プロキシ クラスを生成する必要があります。 Web サービス操作を実行するために使用する主要なプロキシ クラスは、ServiceClient インターフェイスを実装するIService クラスです。
Web サービス メタデータの発行を有効にする
プロキシ クラスを生成する前に、Web サービス メタデータの発行を有効にする必要があります。 これを行うには、次の手順に従います。
テキスト エディターでマスター データ サービス Web.config ファイルを開きます。 このファイルは、マスター データ サービスのインストール パスの WebApplication フォルダーにあります。
<serviceBehaviors>の下にある
mdsWsHttpBehavior
セクションを見つけます。 <serviceMetadata>要素の場合は、httpGetEnabled
をtrue
に設定します。注
Secure Sockets Layer (SSL) 経由で Web サービスを有効にする場合は、
httpsGetEnabled
を web.config ファイルのmdsWsHttpBehavior
セクションでtrue
に設定します。 また、SSL 用に構成されるようにmdsWsHTTPBinding
を変更し、SSL 以外のセクションをコメント アウトする必要もあります。変更をファイルに保存します。
サービス URL を参照してメタデータの発行をテストします。次に例を示します。 http://yourserver/MDS/service/service.svc. メタデータの発行が有効になっている場合は、次で始まるページが表示されます。
"サービスを作成しました。"
Visual Studio を使用したプロキシ クラスの作成
Visual Studio 2010 がインストールされている場合、プロキシ クラスを生成する最も簡単な方法は、プロジェクトに サービス参照 を追加することです。 サービス参照のアドレスは、マスター データ マネージャー Web アプリケーションの URL であり、/service/service.svc が追加されています。 例: http://yourserver/MDS/service/service.svc. 詳細については、「 方法: サービス参照を追加、更新、または削除する」を参照してください。
Svcutil.exe を使用したプロキシ クラスの作成
コンピューターに Svcutil.exe するには、Microsoft Visual Studio または Microsoft Windows SDK がインストールされている必要があります。 Visual Studio を使用する場合は、Visual Studio コマンド プロンプトを使用してコマンドを実行する必要があります。 詳細については、「 ServiceModel メタデータ ユーティリティ ツール (Svcutil.exe) 」および「 サービス メタデータからの WCF クライアントの生成」を参照してください。
Svcutil.exeを使用して C# プロキシ クラスのセットを作成するには、次のようなコマンドを使用します。
svcutil.exe http://<server_name:port>/<virtual_path>/Service/Service.svc
/out:<proxy_name>.cs /messageContract /tcv:Version35
/noconfig /ct:System.Collections.ObjectModel.Collection`1
/namespace:*,Microsoft.MasterDataServices
場所は:
servername:port は、マスター データ マネージャーをホストするコンピューターのコンピューター名とポート番号です。
virtual_path は、インターネット インフォメーション サービス (IIS) のマスター データ マネージャーの仮想パスです。
proxy_name は、生成されたプロキシ ファイルの名前です。