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配置ユーティリティを使用してパッケージを配置する

配置ユーティリティを構築し、その配置ユーティリティが構築されたコンピューター以外のコンピューターに Integration Services プロジェクトのパッケージをインストールする場合は、最初に配置フォルダーを目的のコンピューターにコピーする必要があります。

配置フォルダーのパスは、配置ユーティリティを作成した Integration Services プロジェクトの DeploymentOutputPath プロパティで指定されます。 既定のパスは、Integration Services プロジェクトを基準とする bin\Deployment です。 詳細については、「 配置ユーティリティを作成する」を参照してください。

パッケージ インストール ウィザードを使用してパッケージをインストールします。 ウィザードを起動するには、展開フォルダーをサーバーにコピーした後、展開ユーティリティ ファイルをダブルクリックします。 このファイルは、<プロジェクト名>.SSISDeploymentManifest という名前で、インストール先のコンピューターの配置フォルダーにあります。

配置するパッケージのバージョンによっては、SQL Server の異なるバージョンがサイド バイ サイドでインストールされている場合にエラーが発生する可能性があります。 このエラーが発生するのは、.SSISDeploymentManifest ファイル名拡張子が Integration Services のすべてのバージョンで同じであるためです。 このファイルをダブルクリックすると、最後にインストールしたバージョンの Integration Services のインストーラー (dtsinstall.exe) が呼び出されますが、配置ユーティリティ ファイルとはバージョンが異なる場合があります。 この問題を回避するには、コマンド ラインから正しいバージョンの dtsinstall.exe を実行し、配置ユーティリティ ファイルのパスを指定します。

パッケージ インストール ウィザードを使用すると、手順に従ってパッケージをファイル システムまたは SQL Server にインストールできます。 インストールは、次の方法で構成できます。

  • パッケージをインストールする場所の種類と場所を選択します。

  • パッケージの依存関係をインストールする場所を選択します。

  • ターゲット サーバーにパッケージがインストールされた後のパッケージの検証。

パッケージのファイル ベースの依存関係は、必ずファイル システムにインストールされます。 パッケージをファイル システムにインストールする場合、依存関係は、パッケージ用に指定したのと同じフォルダーにインストールされます。 パッケージを SQL Server にインストールする場合は、ファイル ベースの依存関係を格納するフォルダーを指定できます。

パッケージに含まれている構成をインストール先のコンピューター用に合わせて変更したい場合は、ウィザードを使ってプロパティの値を更新できます。

パッケージ インストール ウィザードを使ってパッケージをインストールする方法に加えて、 dtutil コマンド プロンプト ユーティリティを使ってパッケージをコピーおよび移動する方法があります。 詳細については、「 dtutil ユーティリティ」を参照してください。

SQL Server のインスタンスにパッケージを配置するには

  1. ターゲット コンピューターの配置フォルダーを開きます。

  2. <プロジェクト名>.SSISDeploymentManifest という名前のマニフェスト ファイルをダブルクリックしてパッケージ インストール ウィザードを起動します。

  3. [SSIS パッケージの配置] ページで、 [SQL Server に配置] オプションを選択します。

  4. 必要に応じて、 インストール後にパッケージの検証 を選択し、ターゲット サーバーにパッケージがインストールされた後でパッケージを検証します。

  5. [インストール先の SQL Server の指定] ページで、パッケージをインストールする SQL Server のインスタンスを指定し、認証モードを選択します。 [SQL Server 認証] を選択した場合は、ユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

  6. [インストール フォルダーの選択] ページで、パッケージの依存関係をインストールするファイル システムのフォルダーを指定します。

  7. パッケージに構成が含まれる場合は、[パッケージの構成] ページで構成を編集して、 [値] の一覧の値を更新できます。

  8. インストール後にパッケージの検証を行うように選択した場合、配置したパッケージの検証結果が表示されます。

こちらもご覧ください

パッケージ配置 (SSIS)