OLE DB 接続マネージャーを使用すると、OLE DB プロバイダーを使用してパッケージをデータ ソースに接続できます。 たとえば、SQL Server に接続する OLE DB 接続マネージャーでは、Microsoft OLE DB Provider for SQL Server を使用できます。
注
SQL Server Native Client 11.0 OLEDB プロバイダーは、マルチサブネット フェールオーバー クラスタリングの新しい接続文字列キーワード (MultiSubnetFailover=True) をサポートしていません。 詳細については、 SQL Server リリース ノート とブログ記事「 AlwaysOn Multi-Subnet Failover and SSIS」(AlwaysOn マルチサブネット フェールオーバーと SSIS) をwww.mattmasson.comに関するページを 参照してください 。
OLE DB 接続マネージャーを使用する SQL Server Integration Services タスクとデータ フロー コンポーネントがいくつかあります。 たとえば、OLE DB ソースと OLE DB 変換先では、この接続マネージャーを使用してデータを抽出および読み込みます。SQL 実行タスクでは、この接続マネージャーを使用して SQL Server データベースに接続してクエリを実行できます。
OLE DB 接続マネージャーは、C++ などの言語を使用するアンマネージ コードで記述されたカスタム タスクで OLE DB データ ソースにアクセスするためにも使用されます。
OLE DB 接続マネージャーをパッケージに追加すると、Integration Services によって、実行時に OLE DB 接続に解決される接続マネージャーが作成され、接続マネージャーのプロパティが設定され、パッケージの Connections
コレクションに接続マネージャーが追加されます。
接続マネージャーの ConnectionManagerType
プロパティは、OLEDB
に設定されます。
OLE DB 接続マネージャーは、次の方法で構成できます。
選択したプロバイダーの要件を満たすように構成された、特定の接続文字列を指定します。
プロパイダによっては、接続先のデータ ソースの名前を指定します。
選択したプロバイダーに適したセキュリティ資格情報を指定します。
接続マネージャーから作成される接続を、実行時に保持するかどうかを指定します。
ロギング(記録)
OLE DB 接続マネージャーが外部データ プロバイダーに対して行った呼び出しをログに記録できます。 このログ機能を使用して、OLE DB 接続マネージャーが外部データ ソースに対して行う接続のトラブルシューティングを行うことができます。 OLE DB 接続マネージャーが外部データ プロバイダーに対して行った呼び出しをログに記録するには、パッケージ ログを有効にして、パッケージ レベルで 診断 イベントを選択します。 詳細については、「 パッケージ実行のトラブルシューティング ツール」を参照してください。
OLEDB 接続マネージャーの構成
プロパティを設定するには SSIS デザイナーから行うか、またはプログラムによって設定します。 SSIS デザイナーで設定できるプロパティの詳細については、「 OLE DB 接続マネージャーの構成」を参照してください。 プログラムによって接続マネージャーを構成する方法の詳細については、開発者ガイドの T:Microsoft.SqlServer.Dts.Runtime.ConnectionManager クラスのドキュメントを参照してください。
関連コンテンツ
Wiki記事について、SSIS と Oracle Connectorsに関する情報は social.technet.microsoft.com 上にあります。
carlprothman.net に関する技術記事 「OLE DB プロバイダーの接続文字列」を参照してください。
こちらもご覧ください
OLE DB 変換元
OLE DB 変換先
SQL 実行タスク
Integration Services (SSIS) の接続