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remote query timeout サーバー構成オプションの構成

このトピックでは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server 2014 で リモート クエリ タイムアウト サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 リモート クエリ タイムアウト オプションは、SQL Server がタイムアウトするまでのリモート操作にかかる時間 (秒単位) を指定します。このオプションの既定値は 600 で、10 分間の待機が許可されます。 この値は、リモート クエリとしてデータベース エンジンによって開始された発信接続に適用されます。 この値は、データベース エンジンが受信したクエリには影響を与えません。 タイムアウトを無効にするには、値を 0 に設定します。 クエリは完了するまで待機します。

異種クエリの場合、 remote query timeout は、リモート プロバイダーが結果セットを待機する場合のクエリのタイムアウト時間を秒数で指定します。この値は、DBPROP_COMMANDTIMEOUT 行セット プロパティを使用してコマンド オブジェクトで初期化されます。また、リモート プロバイダーで DBPROP_GENERALTIMEOUT がサポートされている場合、この値は DBPROP_GENERALTIMEOUT の設定にも使用されます。 これによって、他の操作に対しても、指定した秒数の後にタイムアウトが適用されます。

リモート ストアド プロシージャの場合、 remote query timeout は、リモート EXEC ステートメントを送信してからリモート ストアド プロシージャがタイムアウトするまでの経過時間を指定します。

このトピックの内容

始める前に

前提条件

  • この値を設定するには、あらかじめリモート サーバー接続が許可されている必要があります。

セキュリティ

アクセス許可

パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、 sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。

SQL Server Management Studio を使用する

remote query timeout オプションを構成するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。

  2. [接続] ノードをクリックします。

  3. [リモート サーバー接続][リモート クエリ タイムアウト] ボックスで、0 ~ 2,147,483,647 の値を入力するか選択し、 SQL Server がタイムアウトするまでの最大秒数を設定します。

Transact-SQL の使用

remote query timeout オプションを構成するには

  1. データベース エンジンに接続します。

  2. [標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。

  3. 次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、 sp_configure を使用して remote query timeout オプションの値を 0 に設定し、タイムアウトを無効にする方法を示します。

USE AdventureWorks2012 ;  
GO  
EXEC sp_configure 'remote query timeout', 0 ;  
GO  
RECONFIGURE ;  
GO  
  

詳細については、「サーバー構成オプション (SQL Server)」を参照してください。

補足情報: remote query timeout オプションを構成した後

新しい設定は、サーバーを再起動しなくてもすぐに有効になります。

参照

RECONFIGURE (Transact-SQL)
行セットのプロパティと動作
サーバー構成オプション (SQL Server)
sp_configure (Transact-SQL)