ロールは、表形式モデルで、モデルのメンバー権限を定義します。 ロールは、SQL Server Data Tools (SSDT) の [ロール マネージャー] ダイアログ ボックスを使用してモデル プロジェクトに対して定義されます。 モデルをデプロイすると、データベース管理者は SQL Server Management Studio を使用してロールを管理できます。
このトピックのタスクでは、SQL Server Data Tools (SSDT) の [ロール マネージャー] ダイアログ ボックスを使用して、モデルの作成時にロールを作成および管理する方法について説明します。 配置されたモデル データベースでのロールの管理の詳細については、「 テーブル モデル ロール (SSAS テーブル)」を参照してください。
タスク
ロールを作成、編集、コピー、削除するには、[ ロール マネージャー ] ダイアログ ボックスを使用します。 [ロール マネージャー] ダイアログ ボックスを表示するには、SQL Server データ ツールの [モデル] メニューをクリックし、[ロール マネージャー] をクリックします。
新しいロールを作成するには
SQL Server データ ツールで、[ モデル ] メニューをクリックし、[ ロール マネージャー] をクリックします。
[ ロール マネージャー ] ダイアログ ボックスで、[ 新規] をクリックします。
強調表示された新しいロールがロールの一覧に追加されます。
ロール リストの名前フィールドに、ロールの名前を入力します。
既定では、既定のロールの名前には、新しいロールごとに増分番号が付けられます。 財務マネージャーや人事スペシャリストなど、メンバーの種類を明確に識別する名前を入力することをお勧めします。
[ アクセス許可 ] フィールドで、下矢印をクリックし、次のいずれかのアクセス許可の種類を選択します。
権限 説明 なし メンバーはモデル スキーマを変更できず、データのクエリも実行できません。 読み取り メンバーは (行フィルターに基づいて) データのクエリを実行できますが、モデル スキーマに変更を加えることはできません。 読み取りと処理 メンバーは (行レベルのフィルターに基づいて) データのクエリを実行し、Process 操作と Process All 操作を実行できますが、モデル スキーマに変更を加えることはできません。 処理 メンバーは、処理およびすべて処理の各操作を実行できます。 モデル スキーマを変更することはできませんし、データをクエリすることもできません。 管理者 メンバーは、モデル スキーマに変更を加え、すべてのデータに対してクエリを実行できます。 ロールの説明を入力するには、[ 説明 ] フィールドをクリックし、説明を入力します。
作成するロールに「読み取り」権限または「読み取りおよび処理」権限がある場合は、DAX 数式を使用して行フィルターを追加できます。 行フィルターを追加するには、[ 行フィルター ] タブをクリックし、テーブルを選択し、[ DAX フィルター] フィールドをクリックして、DAX 数式を入力します。
ロールにメンバーを追加するには、[ メンバー ] タブをクリックし、[ 追加] をクリックします。
注
ロール メンバーは、SQL Server Management Studio を使用して、デプロイされたモデルに追加することもできます。 詳細については、「 SSMS を使用したロールの管理 (SSAS テーブル)」を参照してください。
[ ユーザーまたはグループの選択 ] ダイアログ ボックスで、Windows ユーザー または Windows グループ オブジェクトをメンバーとして入力します。
[OK] をクリックします。
こちらもご覧ください
ロール (SSAS 表形式)
パースペクティブ (SSAS 表形式)
Excel で分析 (SSAS 表形式)
USERNAME 関数 (DAX)
CUSTOMDATA 関数 (DAX)