既定では、Analysis Services サーバー管理者のみが、データベース内のデータ マイニング構造またはマイニング モデルを表示する権限を持ちます。 管理者以外のユーザーにアクセス許可を付与するには、次の手順に従います。
マイニング構造にアクセスするためのアクセス許可を設定する
SSMS で Analysis Services に接続します。 手順に関するヘルプが必要 な場合は、「クライアント アプリケーションからの接続 (Analysis Services)」 を参照してください。
[データベース] フォルダーを開き、オブジェクト エクスプローラーでデータベースを選択します。
[ ロール ] を右クリックし、[ 新しいロール] を選択します。
[全般] ページで、名前と必要に応じて説明を入力します。 このページには、フル コントロール、プロセス データベース、読み取り定義など、複数のデータベース 権限も含まれています。 これらのアクセス許可は、データ マイニング アクセスには必要ありません。 データベース権限の詳細については、 データベース権限の付与 (Analysis Services) に関するセクションを参照してください。
[ マイニング構造 ] ウィンドウで、各データ マイニング構造の 読み取り または 読み取り/書き込 みを選択します。
[ メンバーシップ ] ウィンドウで、このロールを使用して Analysis Services に接続する Windows ユーザーアカウントとグループ アカウントを入力します。
[ OK] を クリックしてロールの作成を完了します。
マイニング モデルにアクセスするためのアクセス許可を設定する
データ マイニング モデルの場合、ロールには 読み取り アクセス許可または 読み取り/書き込み アクセス許可、および基になるデータの表示と参照を許可する ドリルスルー および 読み取り定義 のアクセス許可を持つことができます。
手記 マイニング構造とマイニング モデルの両方でドリルスルーを有効にした場合、マイニング モデルとマイニング構造に対するドリルスルー権限を持つロールのメンバーであるユーザーは、マイニング モデルに含まれていない列であっても、マイニング構造の列を表示することもできます。 そのため、機密情報を保護するには、データ ソース ビューを設定して個人情報をマスクし、必要な場合にのみマイニング構造へのドリルスルー アクセスを許可する必要があります。
データベース ロールに読み取り/書き込みアクセス許可を付与するには、ユーザーが Analysis Services サーバー ロールのメンバーであるか、フル コントロール (管理者) アクセス許可を持つ Analysis Services データベース ロールのメンバーである必要があります。
SQL Server Management Studio で Analysis Services のインスタンスに接続し、オブジェクト エクスプローラーで適切なデータベースの ロール を展開し、データベース ロールをクリックします (または、新しいデータベース ロールを作成します)。
[マイニング構造] ウィンドウで、マイニング モデルの一覧でマイニング モデルを探し、そのマイニング モデルの読み取り、読み取り/書き込み、ドリルスルー、または参照を選択します。
[ メンバーシップ ] ウィンドウで、このロールを使用して Analysis Services に接続する Windows ユーザーアカウントとグループ アカウントを入力します。
[ OK] を クリックしてロールの作成を完了します。
データ マイニング拡張機能 (DMX) OPENQUERY 句を使用するドリルスルー クエリでデータ ソースを使用するには、データベース ロールには、適切なデータ ソース オブジェクトに対する読み取り/書き込みアクセス許可も必要です。 詳細については、「データ ソース オブジェクト (Analysis Services) と OPENQUERY (DMX) に対するアクセス許可の付与」を参照してください。
注
既定では、OPENROWSET を使用した DMX クエリの送信は無効になっています。
こちらもご覧ください
サーバー管理者のアクセス許可を付与する (Analysis Services)
キューブまたはモデルの権限を付与する (Analysis Services)
ディメンション データへのカスタム アクセスを許可する (Analysis Services)
セル データへのカスタム アクセスを許可する (Analysis Services)