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多次元モデルのデータ ソース

多次元モデルにインポートまたは読み込むすべてのデータは、外部データ ソースから生成されます。 通常、ソース データはレポート用に設計されたデータ ウェアハウスから取得されますが、SSIS パッケージなどの仲介者を介して直接または間接的にアクセスされるリレーショナル データベースから取得される場合があります。

Analysis Services の データ ソース オブジェクトは、外部データ ソースへの直接接続を指定します。 データ ソース オブジェクトは、物理的な場所に加えて、接続文字列、データ プロバイダー、資格情報、および接続動作を制御するその他のプロパティを指定します。

データ ソース オブジェクトによって提供される情報は、次の操作の間に使用されます。

  • モデルにデータ ソース ビューを生成するために使用されるスキーマ情報とその他のメタデータを取得します。

  • 処理中にデータをクエリまたはモデルに読み込みます。

  • ROLAP ストレージ モードを使用する多次元モデルまたはデータ マイニング モデルに対してクエリを実行します。

  • リモート パーティションの読み取りまたは書き込み。

  • リンクされたオブジェクトに接続し、ターゲットからソースに同期します。

  • リレーショナル データベースに格納されているファクト テーブル データを更新する書き戻し操作を実行します。

一番下から多次元モデルを構築する場合は、まずデータ ソース オブジェクトを作成してから、それを使用して次のオブジェクトである データ ソース ビューを生成します。 データ ソース ビューは、モデル内のデータ抽象化レイヤーです。 これは通常、ソース データベースのスキーマを基礎として使用して、データ ソース オブジェクトの後に作成されます。 ただし、キューブとディメンションから始める方法や、デザインを最もサポートするスキーマの生成など、モデルを構築する他の方法を選択できます。

構築方法に関係なく、各モデルには、ソース データへの接続を指定するデータ ソース オブジェクトが少なくとも 1 つ必要です。 1 つのモデルに複数のデータ ソース オブジェクトを作成して、異なるソースのデータを使用したり、特定のオブジェクトの接続プロパティを変更したりできます。

データ ソース オブジェクトは、モデル内の他のオブジェクトとは別に管理できます。 データ ソースを作成した後、そのプロパティを後で変更し、モデルを前処理してデータが正しく取得されるようにすることができます。

トピック 説明
サポートされているデータ ソース (SSAS 多次元) 多次元モデルで使用できるデータ ソースの種類について説明します。
データ ソースの作成 (SSAS 多次元) データ ソース オブジェクトを多次元モデルに追加する方法について説明します。
ソリューション エクスプローラーでデータ ソースを削除する (SSAS 多次元) 多次元モデルからデータ ソース オブジェクトを削除するには、次の手順に従います。
データ ソースのプロパティの設定 (SSAS 多次元) 各プロパティについて説明し、各プロパティを設定する方法について説明します。
偽装オプションの設定 (SSAS - 多次元) [偽装情報] ダイアログ ボックスでオプションを構成する方法について説明します。

こちらもご覧ください

データベース オブジェクト (Analysis Services - 多次元データ)
論理アーキテクチャ (Analysis Services - 多次元データ)
多次元モデルのデータ ソース ビュー
データ ソースとバインド (SSAS 多次元)