名前付きセットは、多次元式 (MDX) クエリなど、再利用のために作成されるディメンション メンバーまたはセット式のセットです。 キューブ データ、算術演算子、数値、関数を組み合わせて名前付きセットを作成できます。 たとえば、製造メジャーの値が最も高い Factories ディメンションの 10 個のメンバーを含む上位 10 個のファクトリという名前付きセットを作成できます。 その後、エンド ユーザーがクエリで上位 10 個のファクトリを使用できます。 たとえば、エンド ユーザーは、1 つの軸に上位 10 個のファクトリを配置し、別の軸に Production を含むメジャー ディメンションを配置できます。 詳細については、「 多次元モデルの計算」および「 MDX での名前付きセットの構築 (MDX)」を参照してください。
名前付きセットを作成するには、キューブ デザイナーの [計算] タブの [ 新しい名前付きセット ] コマンド を 使用します。 このコマンドは、[計算] タブのツール バーの [キューブ] メニューから呼び出すことができます。 このコマンドは、名前付きセットに対して次のオプションを指定するフォームを表示します。
名前
名前付きセットの名前を選択します。 この名前は、キューブを参照するときにエンド ユーザーに表示されます。
表現
名前付きセットを生成する式を指定します。 この式は MDX で記述できます。 式には、次のいずれかを含めることができます。
ディメンション、レベル、メジャーなどのキューブ コンポーネントを表すデータ式。
算術演算子。
数値
関数。
キューブ コンポーネントは、[計算ツール] ウィンドウの [メタデータ] タブから[名前付きセット フォーム エディター] ウィンドウの [式] ボックスにコピーまたはドラッグできます。 [計算ツール] ウィンドウの [関数] タブから、[名前付きセット フォーム エディター] ウィンドウの [式] ボックスに関数をコピーまたはドラッグできます。
重要
セット内のメンバーに明示的に名前を付けることで set 式を作成する場合は、メンバーの一覧を中かっこ ({}) のペアで囲みます。