データ ソース ビュー (DSV) は、多次元モデルでキューブとディメンションを作成するために使用される外部リレーショナル データ ソースの論理ビューです。
DSV が生成されたら、SQL Server Data Tools (SSDT) の データ ソース ビュー デザイナー を使用して DSV で直接作業できます。これは、基になるデータ ソースに多次元モデルで必要なデータ要素が不足している場合に便利です。
データ ソース ビュー デザイナーを開くには:
ソリューション エクスプローラーでデータ ソース ビューをダブルクリックします。
ソリューション エクスプローラーでデータ ソース ビューを右クリックし、[開く] または [ビュー デザイナー] を選択します。
データ ソース ビュー デザイナーには、ツール バー、DSV 内のオブジェクトとリレーションシップを示す図、テーブルと名前付きクエリをアルファベット順に一覧表示するテーブル ペイン、DSV の特定のダイアグラムの作成と表示に使用されるダイアグラム オーガナイザー ウィンドウが含まれています。 テーブルまたはリレーションシップを右クリックすると、状況依存のコマンドにアクセスできます。
少なくとも、DSV には、処理中にモデル オブジェクトを設定するために使用されるリレーショナル データベース テーブルが表示されます。 DSV は、通常、データ ソース ビュー ウィザードを使用して生成されます。 DSV のテーブル、列、リレーションシップは、キューブ内のディメンションとメジャーの基礎になります。 DSV が作成されたら、データ ソース ビュー デザイナーを使用して変更できます。
ほとんどの Analysis Services 開発者は、ほとんどカスタマイズを行う必要なく、生成された DSV をそのまま使用します。 これは、ソース データが SQL Server データベースのビューから生成される場合に特に一般的です。 この場合、Analysis Services DSV ではなく T-SQL ビューでデータリレーションシップと計算を管理することをお勧めします。 ただし、基になるデータベースの所有者でない場合は、Analysis Services の DSV を変更して、モデルで使用されるデータ構造をさらに発展させることができます。
データ ソース ビュー デザイナーのタスク
データ ソース ビュー デザイナーを使用すると、DSV に対して次の編集を行うことができます。
列またはテーブルの名前を変更するか、新しい計算列を作成します。 たとえば、名と姓を新しいフルネーム列に連結します。 | データ ソース ビューでの名前付き計算の定義 (Analysis Services) |
テーブル リレーションシップを手動で追加する | データ ソース ビューでの論理リレーションシップの定義 (Analysis Services) |
名前付きクエリを作成し、T-SQL クエリに基づいて新しいオブジェクトを定義します。 | データ ソース ビューでの名前付きクエリの定義 (Analysis Services) |
基になるデータを調べて、モデル オブジェクトによって表される実際のデータ値を表示します。 データ探索を使用すると、基になるディメンション テーブルまたはクエリから返されたデータを視覚的に検査およびコピーできます。 既定では、データ探索では、サンプル数が 5000 の最上位のサンプリング手法が使用されますが、これらの設定は変更できます。 |
データ ソース ビューでのデータの探索 (Analysis Services) |
DSV 内のテーブルとリレーションシップのすべてまたは一部を図化する | データ ソース ビュー デザイナーでのダイアグラムの操作 (Analysis Services) |
こちらもご覧ください
多次元モデルでのデータ ソース ビューデータ ソース ビューでのテーブルまたはビューの追加や削除 (Analysis Services)